御所の内部も見学できるそうなので入ってきました。
入口には警察官。
服装が少しだけ違う感じでしょうか。担当としては皇宮警察?
入ったところで、持ち物検査を受けて、見学証を渡されます。
持ち物検査は少し甘いような気がしました。「性善説」も良し悪しで?
そして人数をカウント。
これは推測ですが、閉門の時点で入った人数と出た人数が合わなければ、広い御所内を捜索するんでしょう。
いよいよ内部へ。
英語やフランス語(法語)のパンフレットも用意されています。
コースとしては、西門から入り、内部を右回りに南側半分を見学する感じです。
室内には入れないので、庭から建物を見上げるだけですね。
車寄せ。
訪問客用の入り口。
ここにツインエンジン(馬2頭)のフェラーリ(馬車)やシングルエンジン(牛1頭)のランボルギーニ(牛車)を停め、ボーイ(小姓)にキー(手綱)を渡していたと思われます。
時代に応じて増改築が行われただろうし、用途や来客によって面会場所も変わるんだろうなと、建築様式がさまざまなのを見て思いました。
檜皮(ひわだ)屋根と奥の朱塗り柱・瓦屋根の対比。
中に見えているのが『紫宸殿』(即位礼など重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿) 。間に見えている緑の樹が『右近の橘』
はい。すべてパンフレットの受け売りですが?
『紫宸殿』が正面に見える承明門。
庭に、右近の橘と対になる、左近の桜が植えられています。
正面にある、天皇が座る『高御座』 その右(東)に皇后が座る『御帳台』
今上(今の)天皇の即位礼では、これが東京の皇居に運ばれて使われたそうです。
『紫宸殿』東側の塀の外側にある『春興殿』
屋根が銅葺きになっていて、比較的新しい時代の建築物であることが判ります。
平安時代に帝が日常生活していた『清涼殿』。ここは『紫宸殿』の裏面になります。
あの広そうな部屋のど真ん中に、布団を一組敷いて寝るってなかなか落ち着かないでしょうね。
右の植栽が『呉竹』 左が『漢竹』だそうです。
『御池庭』
鑑賞だけでなく、水遊びや舟遊びの場所も兼ねていたようです。
左側には『蹴鞠庭』(グラウンド?)
うーん、遊べる空間がこれだけというのも…。意外と窮屈な生活ですね。
帝の勉強部屋『御学問所』 書院造りだそうです。
御常御殿の東側。『御内庭』 北から南へ水が流れて澱まないようになっています。これが川のイメージなら風水かもですね。
ここから北(上方)へは立ち入り禁止です。
御学問所の対面にある建物『御三問』
御三間の襖に描いてある、中国の仙人風の人物たち。
ここでは、成長を願う儀式が行われたそうです。
ただの装飾なのか儀式と関係あるかは説明ありませんでした。
これで終了。
お疲れさまでした~。