天橋立に行ってきたのですが山の上へは登らなかったため、この看板がなければどこに行ったか判りませんね。
正面に見えているのが「橋」にあたる部分です。宮津港側から撮影しています。
天橋立の南端にある「天橋山 智恩寺」
ご本尊は文殊菩薩(国指定重要文化財)。日本三文殊だそうです。
こうやって知らなかった知識を知っていくんです。聴いた(読んだ)端から忘れていきますけどね。
ご本尊はめったなことでは拝めない秘仏だそうです。まぁ宗教上の理由なら仕方のないことでしょう。
入口の山門「黄金閣」 重厚感 があってとても良いですね。
文殊堂
文殊菩薩さまはこの中でしょうかね?
中央奥に見えているのが本堂のようです。
御神籤(おみくじ)がたくさん結びつけられていますが、驚いたことにこちらの御神籤は「扇子」形なんです。初めて見ました。手がかかってます。
このお寺、けっこうアイテムが多いです。
力石。
輪っかをくぐり抜けると好いことがある…。 ここは智恵が授かるんですね。
神道にある「茅の輪くぐり」(病気にならない)と似てますね。
ここにも珍しいアイテムが。
獅子と狛犬が3対もいるんですよ。
理由などがあれば伺ってみたかったのですが、ご住職が外出中とのことでわかりませんでした。奉納するのは自由ですからいいんですが、檀家にとって石像を奉納するほどの出来事って何だろうなと考えるとワクワクしますね。正解はないでしょうけど。
こちらも国指定重要文化財「多宝塔」
規模としてはあまり大きくないのですが、軒下の造りなど凝っています。
日本三景!
三景と呼ばれるようになった理由は400年も前に この「林 春斎」という人が「天橋立と松島と宮島は好いね!」と言ったからですか…。
情報の少ない当時なら「林ナニガシとか言う偉い先生が褒め称えるほど素晴らしいものならさぞや美しいに違いない」ですかね。
三景に選ばれなかった地域からすれば「恣意的じゃないか!」と不公平感が漂うかもしれませんね。
この「林」さんが他の地域のこともちゃんと紹介していれば、
日本景観五指とか美観百選とか、林春斎と行く小笠原諸島、みたいな企画ができたかもしれません。
天橋立の橋の部分で隔てられた、内湾と外湾を結ぶ水路です。
外湾側の砂浜。砂がとても黒く、磁石を持っていけばかなりの量の砂鉄が採れそうです。
対して内湾側の浜です。
貝殻が 波打ち際を覆い尽くすように打ち上がっていました。
昔、ニワトリを飼っていたことがあって、砂ずり用の貝を探していましたが、ここに来れば良かった!
水深が浅いため、濁ってなければ魚もよく見えます。
釣りがしたい…。
この北近畿タンゴ鉄道・天橋立駅の横に「智恵の湯」が有ります。
大きい温泉ではなく、湯船も7~8人はいれば混んでるな、という程度です。
露天風呂は、一人用の瓶(かめ)が2つ置いてあるだけでした。
それとは別に室(むろ)があり、手と足だけを浸ける湯があります。
足湯の上に鉢があって、そこに手を浸す感じです。
ナトリウム塩化物泉
32.2度
掛け流しにできるほどの湯量は無さそうですが、ローカル線の駅横なので列車待ちの間にちょっと立ち寄るくらいがいいかもしれません。