羽田空港や那覇空港を始発空港にできない人のSFC,JGC修行はとても不利です。千歳・中部・大阪・福岡を利用できる地域ならまだマシかもしれませんが。
都会の人は安くSFC,JGCになれるけど、地方在住者が持とうと思えば航空券が割高になる。その差をなんとか埋める方法はないものか、と考えてみて、いくつかの条件はつきますが方法はありました。
#ちょっとだけ地方発の修行を楽にする話
地方自治体にとって、空港というインフラは咽喉から手が出るほど欲しいものです。
まぁ、100%賛成かと言えば成田の例もありますし、逆に空港を作ってもその先(の現実)を見てないという意味で夢を見すぎている部分もあるような気がしますが、それでも空港が設置されるというのは大きいお金が動くという面で地域の活性化に望みが持てるんです。
加えて、定期便が飛んでくれるというのはとても大事です。
目立った産業がない地方にとって、空港と定期便は発展への望みであり、住民にとっては「都会にいる子供や孫」との大事なつながりなんですよ。
しかし、そこには維持費という現実の壁が待っています。
自治体 :小さい飛行機でいい。定期便を維持したい
航空会社:飛ばすには費用がかかる。搭乗率(採算性)の低い路線は切りたい
こうなると、自治体は搭乗率を維持しようと躍起になります。
どうするのか?
運賃の一部を自治体が負担してでも搭乗率を上げようとします。
1.利用客の運賃を一部負担します。飛行機を使ってくれる人に直接お金を出します。
2.旅行代理店への補助を増やします。ツアーとしての費用を下げます。
地方空港利用ではSFC修行やJGC修行はPP単価やFOP単価が高いですけど、主に羽田・名古屋・大阪行きへの補助が多いので、まず都市部の空港にいく飛行機代に補助を受ければ修行が少しは楽になります。
要は、助成金で羽田に行くためのPP(FOP)単価を下げる、です。
毎回、助成を受けられるわけではないので、一番固まって修行できる期間に利用するのがいいのではないでしょうか。また、地元空港の閑散期に需要喚起のツアーを行うことも多く、その際にも単価が安くなります。
しかし、PPやFOPが加算されるかどうかは微妙ですので、「お得に羽田に行ける手段」と考えた方がよさそうです。
個人ツアー扱いでプランの最後に時間を作ってもらい、那覇や千歳往復をつけると良いと思います。
例:高松からのディズニーツアーがあったとした場合
前:高松→羽田→ディズニー→羽田→高松
後:高松→羽田→ディズニー→羽田→那覇→羽田→高松
※空港によって、個人客に助成するのか旅行代理店に助成するのかが違うため条件が一律ではなく、また離島空港などもあるため、実際に利用の際は各自治体に問い合わせてください。
助成制度や振興策が複雑で、こんな簡単な表(私の頭)では無理でした。
空港 | 対象1 | 片道 | 往復 | 対象2 | 片道 | 往復 | 周辺自治体 |
オホーツク紋別 | 紋別市民 | ¥5000 | ¥10000 | 市民の子や孫 | ¥2000 | ¥5000 | 制度あり |
コウノトリ但馬 | 市民 | ¥3300~ | 問い合わせ | 制度あり | |||
萩・石見 | 市民 年2往復 | ¥1500 | ¥3000 | 問い合わせ | 制度あり | ||
高知龍馬 | 条件あり | ||||||
のと里山 | 住民 | ¥3000 | 問い合わせ | ||||
山形 | 住民ツアー | ¥6000 | |||||
富山きときと | 条件あり | ¥5000 | |||||
高松 | 条件あり | ¥5000 | |||||
大館能代 | 条件あり | ¥6000 | 制度あり | ||||
信州まつもと | 冬季先着900名 | ¥5000 |
ただ、どの自治体も余ったお金を気前よくバラまいているわけではなく、地域の活性化や産業振興のために税金を充てているので、修行で利用する際には特産品の購入や食事などで貢献してあげてください。