瀋陽観光はまず、世界遺産・清の瀋陽故宮を観てきました。
瀋陽故宮 南西部角から向かいます。
故宮南西部には観光地図も貼ってあり、満州住友金属跡地や南満鉄跡地なども記載されています。
大清門前
入口へ行く前に通った出口側から覗き見る建築物群。
内部は意外と広いです。
故宮の南側にはお土産屋さんが並んでいます。
玉(ぎょく)の加工品を多く扱っていました。翡翠や瑪瑙もあるようです。
周囲には鐘楼っぽい建築物も残されています。
大きな鐘は吊ってなかったです。
大清門
柱や屋根の装飾がすごいです。
基本は竜。
その他、動物に乗った人間や、それに続き四方を守る動物たち。
1列で巡回する警察官。
観ているとどうしてもドリフターズを思い出してしまいます。
噴水広場
大清門の南側には広場があり、音楽に合わせて噴水が上がっていました。
鳳凰楼は工事中
では、入場です。
入場料は60元(だいたい1000円くらい)
窓口でお金を払うと、カードを「捨てるように」投げてよこします。
こういう面は相変わらずのチャイナクオリティです。
門の内部左右に、見取り図と全景図、そして1/100の模型があります。
どうしても北京の規模と比べてしまうのですが、実際回ってみるとけっこう時間がかかります。
入って正面にある鳳凰楼は改修工事中でした。
内部を遠目に見るくらいですね。
日時計
鳳凰楼のある広場の構成建築物を利用して「西夏王朝展」を開いていました。
最初は特別展だということがわかってなくて、なぜ西夏王朝の展示をしているのか疑問でした。
それぞれの建物に設置されている案内板
中国語(簡体字)・英語・日本語です。
大政殿
故宮の東側を占める大政殿
門(南側)からの視点です。
広いですね。
左右に並ぶ建物は控室や準備室だったらしいですが、今は展示室になっています。
大政殿に近い建物は事務官などの詰め所や事務所。
竜の装飾が見事ですし、色褪せているとはいえ天井の細工も手が込んでいます。
大政殿の東隣に並ぶ石碑群
大政殿の広場に並ぶ建築物の展示室
内部には装備が展示されています。
矢
刺さると痛そうなものや鏑矢のようなものも。
ボウガン。スリングショット?
材質が動物の骨なのが判ります。
実用性のある槍や剣
レプリカとは思いますが、高位の人が持つであろう装飾剣
剣の柄(つか)が玉ですね。
時代が進んで、銃
火縄銃っぽいです。
この頃になると、写真で記録も残っているようです。
死んでしまった安達さん
清2代目皇帝ホンタイジが崩御した際に、近衛兵だった「安達礼」さんが自ら副葬者になったそうです。
あぁ、「安達 礼」さんではなく、「安 達礼」さんですね。
お昼ご飯
思いのほか時間が過ぎてしまい、故宮の近くで昼食です。
34元~38現で食べられるカイコの炒め物。
遠慮しておきます・・・。
中国で普通にロードサイド店に入ると、皿・小鉢・グラスが一体でパッケージされています。
どんなにホコリをかぶっていても大丈夫、というやつです。
パッケージを破るときにホコリを入れないように気をつけましょう。
チンジャオロース辛め
豆腐の醤油炊き
ビールと3点で68元でした。
一皿が多いので、2皿頼んだのは失敗でした。
食べきれずに少し残してしまいました。
満鉄奉天公所史跡
次の観光目的地へ歩いている最中に道に迷ってウロウロしていたら、
こんな古い建物を見つけました。
屋根の形から故宮の一部かと思ったのですが
満州鉄道奉天公所史跡だそうです。
奉天=満州時代の瀋陽市の名称ですがそれ以前にも奉天と呼ばれた時期がありました。
今は使われていないらしく、閉鎖されています。
屋根は危険防止のために金網が張ってあります。
屋根の形状や装飾も故宮に倣っています。
地元に溶け込もうとしたのかは不明ですが。
児童図書館として利用されていた時期もあったようです。
南側壁の装飾
別の記事でも書きますが、遼寧省には史跡が多く残っているなぁと感心しました。