ホテルに泊まる。
言い換えれば、【一晩いくら】で計り売りしている「部屋」という商品を買っているわけです。
部屋の大きさ、ベッドの数、ホテルの場所、部屋の位置、付帯するサービス。
そしてホテルのブランド。
価格を左右する要素はさまざまです。
たとえば、真珠のネックレスだってそうですよね?
粒の大きさ、大きさが揃っているかどうか、まん丸か、凸凹がないか、何色か、光り具合は、どこで採れたものか...など、
そして同じものが、今日の価格と来月の価格が同じという保証はありません。
価格・値段というのは決まっているようでまったく決まっていないものです。
ホテルからすれば、「部屋」という商品を販売するために直接ホームページや電話、アプリで受け付けるだけでなく、他の方法も使います。
「旅行代理店」などです。
ある程度まとまった数の部屋を代理店などに振り分けて
「一部屋にいくらかの手数料を払いますから、部屋を売りさばいて下さい」
ということでしょうね。
逆に、そのホテルをパッケージに入れるとツアーが売れる、こともあるかもしれません。
そこらへんは持ちつ持たれつなんでしょう。
一部屋いくらで手数料を払って販売してもらったり、格安で販売しておいて代理店が利益を上乗せして販売する。
方法はいろいろあるんでしょうけど。
基本、自分の商品(部屋)なので手数料やマージン分を払う必要のない自分のところで販売するのが一番安いんでしょう。その分、利益も増えますしね。
どこのホテルも「直接予約をもらったほうが安いですよ」と言っています。
ところが、たまに逆転現象が起きるときもあるわけです。
代理店の予約に大口のキャンセルが入った、とか、手仕舞いで多少の損を出しても在庫の部屋を売りさばきたい、ような?
そうすると、ホテル側が販売する価格より安く泊まれてしまいます。
ホテルを信用して予約した客は「あっちのほうが安かったじゃないか」と思いますよね。
そういう突発的な事態を「ベストレートギャランティ」は保障してくれます。
かといって、わがままやダダをこねられても困るので条件がつきます。
・自分が予約して24時間以内に、別のサイト等で安く販売されている証拠
・自分の予約と同じタイプ、同じサービスである
などですね。
ホテルの部屋って日々変動してるので、1週間前や1ヶ月前の価格と比べても意味がありません。
また、朝食や夕食パッケージと素泊まりは比較できず、同じ人数でも部屋のグレードが違えば価格も違います。
それらをよく考慮して、それでも「ちょっとこの価格差はおかしくないですか?」というときに対応してもらえるのが『ベストレートギャランティ』です。
スターウッドのホテルに予約した後に、別のサイトで同じホテルの料金が安いことに気づいて申請したことがあります。
スターウッドの対応は早いですよね。
受け付けました、のメールはもちろんすぐ来るのですが、
本対応のメールも翌日には着きます。
そのときはベストレートギャランティが成立し、2000スターポイントをいただきました。
注意するのは、成立したあとに条件を変更したら無効になる、ことですね。
あと、同じホテルで1週間以内に申請しても、前の申請と同じに扱われるそうです。
塗りつぶしばかり^^;