※記事内にある一部のネタ的表現をマジ取りされませんようお願いいたします。
前記事の通り、観てきました。
タイトルにもありますが、演目は【王妃の館】
浅田次郎原作ですが、そちらを読んだことがないので先入観なく観ることができました。
急な観劇でしたから、当日券を買わねばなりません。
この記事で、「(みんな前売りで押さえているんだろうから)当日券売り場なんて並ぶことはなさそう」と思っていたのですが、
orz 並んでました。
ちなみに、当日券を男女ペアで購入すれば、それぞれ1000円引きです。
カウンターのお姉さんと差し向かいで席を決めます。
後ろにも並んでいるのでアドバイスをもらったり、悩む時間がありません。
前の方で観たかったのですが埋まっていたので、2階のS席にしました。
男一人で行きますので静かに観劇できそうな、女性方が集まっていると思われるブロックではない、チェック(埋まっている)の少ないシマの一番後ろの列。
実はこれが大失敗!
S席ですよ?S席!
私、わざわざS席を買ったんですよ!?
そんな罠があったとは!
声を大にして言いたい!
「この公演で2階のS席(後列)は買うんじゃない!」
1階は見えませんでしたが2階のS席。5~7列目が軒並み 空席なんですよ。
「人気ないのかなぁ?」
面白くない劇なのかと、心配になりました。
席に着いてみたのですが、右にも左にも誰もきません。
自分の列も前列も、端から端までガラガラです。
平日とは言え、これはないでしょ?
でもA席はほぼ埋まっていました。(理由はあとで判りました)
開始前に撮影
映画館の席のイメージがあったのですが、かなりの急傾斜で最前列とは2メートル前後の高低差があります。
たまにキャパ100人ほどのハコでやってる劇団を観るていどなので、大きな劇場は初めてです。
以前、トルコ周遊ツアーで見た、石造りの古代劇場もかなりの急傾斜でしたので大きな劇場はこんな感じなんでしょうね。
①後ろの席からも舞台が見える
②スピーカーがない場合でも声が響いて届く
(トルコの古代劇場がそうだった)
などの効果があるみたいです。
(宝塚歌劇HPより)
すごいなと思ったのは舞台装置。
ワンルームほどもある大道具がスムーズにせりあがってきます。
階段も大きいものや、さらに特大なものが、いつのまにかそこにある感じ。
特定の劇団に特化した装置と技術屋集団は違いますね。
そして流石だなぁと思ったのはやはり役者さん。
ステージの大部分を占める大きなターンテーブル(?)があるのですが、
主役さんたち、その縁に沿って歩きながら、決してその境目を踏まないのです。
ん~ 丸い畳があったとして、畳の縁を踏まずに縁に沿って歩く感じですね。
歩数が合わないと、境目のとこで不自然な動きになるのにそれがない。
弧を描くように歩くことになって直線的でない動きに見せる効果もありそうな?
計算(演技指導)されたものなのか、役者さんが考えてやってるのかはわかりませんが。
肝心の劇ですが、
普通に演劇として面白かったですよ。
上演約1時間30分の縛りがあるので、各登場人物を掘り下げるのは無理なのと、最後の辻褄合わせが都合良すぎでしょ!ってのはありましたが幕を引くためにそこらへんは仕方ないのかなとも思います。
あと、そこで恋愛感情にもっていくの?というのも(笑)
笑えるのも笑えました。
爆笑ほどではなく、クスッと程度ですけど。
そこは宝塚として「ギャハハ~」になるような笑いはまずいのでしょう。
話もコメディですし、感激まではいきませんでしたが楽しく観劇できました。
男性が初めて観るにはちょうど良い劇でした。
お薦めです。
劇のあと、30分の休憩がはいります。
1階舞台端っこの横に時計があって、休憩の残り時間がデジタルで表示されます。
開演前に撮影
さて、後半の「VIVA! FESTA!」です。
ん~、お祭りをテーマに、色々なお祭りをイメージしてダンスをなさいます。
浅学なもので、白い人が刺されて復活する祭りは判りませんでした。
途中、客席の通路にも団員さんが繰り出されて踊るのですが、これが問題でした。
私、2階のS席一番後ろの列です。
通路をはさんで、後ろにA席。
そのA席との間の通路に団員さんがズラッと並んで華やかにダンス!
賑やかにダンス!
レオタードで、背中に羽とか付けたタカラジェンヌが踊るんです!
えぇ、私の真後ろで...。
非道い! こんな仕打ちはないですよ!
すぐ真後ろでタカラジェンヌがダンスしてるのに、後ろを向けないなんて!
ふり向いたら位置関係から、
真正面にタカラジェンヌの太もも(ひざかも)です。
初めて間近で見るタカラジェンヌが太もも、というのはちょっとハードルが高すぎインパクトが強すぎます。
6列7列に誰もいなくて、5列にチラホラの理由はこれだったようです。
4列目から前のお客さんは振り向いて鑑賞してくるので、出来るだけ表情を消してステージを見つめていましたよ。
8300円も出してS席なんか買うんじゃなかった!
5500円のA席で良かったじゃないか!
A席だったら! A席最前列だったら!
ガン見してたと思います 。
個人的に緊張していた時間が過ぎ、通路からも団員さんたちが引き揚げて、ショーは続きます。
多くの団員さんがステージの上でダンス!
「あ、あの人だけ 羽大きい。あの人が主役かw」
もっと羽の大きい人が出てきます。
「あぁ、こっちの人が主役だったんだな」
さらに大きな羽の人が出てきます。
???
ごひいきの役者さんはいないので、見分けが付きません・・。
でっかい羽の人来たから、この人が主役だ!
・・・もっとすごいのキター!
主役誰?
全員出揃ってもらわないと主役がわからない難しさ。
シーンが変わって、最後の最後の大階段。
(娘役さんと、もう一人の男役さんが登場したあと)
一番最後に登場した人が主役なんでしょう。
そのイメージ。
白のモフモフ
演劇、ショーともに大変楽しかったです。
また 機会があれば観に行きたいですね。