さんざんディスってきた期待と応援をしてきた【萩・石見空港】ですが先日、何年ぶりかで帰省したついでに調べてみました。
搭乗率50%の路線を維持するのは難しいでしょうから来年(平成30年度)には消滅するであろう"羽田1日2便"ですが今はまだ使えますので、今後使う方はいないと思いますがのご参考になれば。
夏限定の助成
在住者か出身者に限られますが、
7月1日~9月30日の間に2人以上で利用した場合
1人につき¥10000助成されます。
情報が遅い?
すみません。帰省してから知ったもので・・・。
SFC修行に使えるの?
結局、マイレージや上級会員に興味がある人の焦点は
「(PP単価は)SFC修行に使えるの?」
だと思いますが、実際のところどうなんでしょう?
羽田起点で修行できる方との格差を埋められるか、ですが計算してみましょう。
情報が遅かったので、現時点で最安値で搭乗できる9月下旬の平日で考えてみます。
算定条件
・羽田までの往復
・9月30日までに利用
・2人以上で利用
・旅割 片道¥13390 片道711PP
浜田市を例にとると、
往復利用で¥4000の商品券が浜田市から助成されます。
加えて、9月30日までに2人以上で羽田往復することで
1人に¥10000が空港協議会から助成されます。
助成金の出所(申請先)が違いますのでご注意を。
自治体 | 自治体から | 9/30迄 | PP単価 |
浜田市 | 4000 | 10000 | 8.99 |
吉賀町 | 6000 | 10000 | 7.58 |
津和野町 | 4000 | 10000 | 8.99 |
江津市 | 10000 | 0 | 11.8 |
※浜田市と津和野町の助成金は「現金」ではなく「商品券」です。
※江津市在住者・出身者は空港協議会の助成対象外でした。大変失礼いたしました。
やはり助成金の威力は大きく、
羽田空港往復であればPP単価は10を切ります。
普通席で計算しましたが、プレミアム旅割だとさらに良いPP単価が出ます。
しかし、不思議なことに空港がある自治体の益田市、
そして萩市は独自の助成制度を探し当てられませんでした。
益田市民乙!
益田市と萩市は不明ですが、SFC修行に使えそうなことは判りました。
地域人口的に、対象者がかなり限られますから誰も必要としない情報ですね(泣)
10月以降はどうしよう?
9月末までって、もうすぐじゃん? どうすんだYO!?
って方もいらっしゃるかと思います。
あきらめてください。
どうしても諦めきれない方は、こういう助成内容があります。
同行者全員がSFCを目指すなら有りでしょう。
「9月30日までの搭乗で受け取れる¥1万円」に近い条件。
・3人以上で1往復すればそれぞれに往復で¥3000
・乗り継ぎすれば往復で¥6000
合計¥9000/1人
¥1万円のところが¥9000に置き換わるだけですが
なかなかでしょ?
他に2人を巻き込んで、羽田(or成田)~24時間以内に他の空港へ行く!!
おそらく、PP単価を考えると那覇・宮古・石垣へ往復。
もしくは那覇起点でSINタッチ!
おぉ! 良いですね!
しかし、そんな道楽に2人も、誰が付き合ってくれるのか?
一度始めたら、必要資金は約50万円。
途中でやめればただの無駄金。
友人を失うこと請け合いです。
空港を超える萩石見空港
搭乗率が伸びない萩石見空港ですから、搭乗に頼らない収入源を模索しているのかもしれません。
路線が廃止になってもいいように(?)副業を育成しています。
でも路線がない空き地を"空港"と呼べるんでしょうか。
電力事業に参入
冒頭で引き合いに出した記事でディスったに書いた、広い敷地を生かして太陽光発電所でもやれば?って話。
やってましたよ・・・。
書いた時点では知らなかったですよ?
着実に前進してますね。
あとは廃港を待つばかり?
まさかの養蜂業に進出!
なんと、アジアで初の、空港でハチミツを採取。
そう、養蜂業ですね。
130gで¥1000。空港2階のショップで販売していました。
ミツバチがエンジンに吸い込まれたりしないんですかね?
"バード・ストライク"ならぬ、"ビー・ストライク"
発電もして、ミツバチも育てて。
廃港後の経営資源が着々と育っています。
滑走路でマラソンもしてみたり。
次はいったいどんな商売を始めるのか?
航空事業以外で目が離せない空港になりつつあります。
ラウンジはありません
萩・石見空港にはエアラインラウンジどころか、カードラウンジさえありません。
保安検査前で座れるところは2階のショップス前のベンチか"キッチンそらら”くらい。
"キッチンそらら”は自販機で食券を購入するため、
「できるだけクレカを利用してポイントを貯める」の主義に反します。
何かないかと思っていたら、
JR益田駅前にある、益田グリーンホテル・モーリス がありました。
2階のレストランでフリードリンクタイムをやっています。
12時~17時まで、¥350でフリードリンク、軽食(パン)つき!
クレジットカードok!
時間を潰すにはちょうどよいです。
パンに塗る、バター・こしあん(!)・ジャム
ジュースはオレンジとグレープフルーツ。
パンはトースターで温めることもできます。
コンセントも3口ありますが、充電できるかは交渉してください。
でも何故に空港内ではなく、JR益田駅前?
それは次を読んで下さい。
浜田~空港まで移動は無料
空港まで徒歩や自転車で行ける人は多くないと思います。
増して別の市町村在住者には交通費だけでも相当な負担になります。
ところが、なんと浜田市への移動は無料で出来てしまうことが判りました。
「浜田 萩・石見空港 快適アクセス事業」
だそうです。
空港から山口方面へ向かう方には残念です。
・空港~JR益田駅のタクシークーポン
・JR益田駅~JR浜田駅の乗車券
を浜田市が負担します。
ここで注意すべきは、自分で支払った運賃にはお金をくれない、です。
乗車してからでは手遅れです。
萩・石見空港に到着した人
空港1階の観光案内所で搭乗券か控えを見せて申請用紙に記入し、タクシークーポンと乗車券を受け取ります。
帰りも飛行機であればeチケット控えを見せて、往復分のクーポンと乗車券を受け取ります。
浜田駅から出発する人
浜田駅1階の市民サロンで申請します。
浜田駅で降りる人しか使えないか?
受け取れるJR乗車券が益田駅~浜田駅です。
でも、それ以外の方法は自己責任でお願いします。
江津市へ行くなら?
浜田駅までの乗車券を受け取って、浜田駅から江津方向への乗車券を買えばいいですよね?
三隅の人は?
途中下車すればよし。
こんなに至れり尽くせりの「快適アクセス事業」
さぞや人気が高いのだろうと思って、
タクシーのドライバーに聞きました。
「(このクーポンを使う人は)あんまりおんさらんけぇ」
利用者は少ないらしいです。
地元在住者に聞きました。
「あがぁなもん使わんわぁね」
使わないらしいです。
なぜか?
肝心のJRの本数が少ないからです。
空港へ行くために早い列車で益田駅に着いた。あるいは空港からタクシーで益田駅に来たが次の列車まで時間がある。
そこで益田グリーンホテル・モーリスのフリードリンクタイムを利用します。
空港までタクシーで約10分。
どれだけの需要があるかわからない萩・石見空港活用ガイド。
参考になれば幸いです。