張氏帥府博物館を見てきました。
道に迷いさえしなければ、瀋陽故宮から徒歩で10分くらいです。
張学良
日本と協力したり戦争したり、蒋介石と協力したり、中国共産党に50年くらい軟禁されて 最期はハワイで(2001年に)お亡くなりになるとか、
歴史の生き証人でありながら日陰の人生を送ってこられたイメージがあるんですよねぇ。
ほどよく共産党に都合のよい展示内容だと思います。
「中国の英雄」的に祭り上げられていますので、
国内での人気は高いです。
張学良の私邸であり、事務所でもあったようです。
入口門扉に描かれた中国武将図
帥府の全景模型
個人邸宅兼事務所として相当な規模があり、軍大将(将軍,元帥)が持つ権威の大きさを物語ります。
こんな豪華な建物もあったようです。
経理事務室の再現でしょうか。
秘書官事務室
中庭があって、それを囲むように建物がある構造が続きます。
訪問者への対応と取次ぎをする部署
張氏の事務風景っぽいです。
個人の生活空間
最奥の区画は、張学良の人生や(共産党にとっての)活躍を展示していました。
共産党にとって国民党は敵ですが、対日本で見た場合は身内だったりもするわけで。
蒋介石も多少持ち上げられています。
日本の友人から贈られた春夏秋冬の徳利。
総じて、良く考えられた構成で展示してあるとは思いますが、
視点が公平かどうかは疑問が残ります。
穏やかな展示の中に、政治的な意図が見え隠れします。
まぁ、歴史の視点に「公平」というものがあれば、ですが。
やはり中国人にはもっとたくさん日本に来てもらって、
中国内ではタブーになっている情報を知ってもらって、日本のおもてなしを受けて帰国していただきたいと思います。
しかし、中国側ではもうそれをさせたくない雰囲気になっているようですが(笑)
今後の日中関係に興味津々ですw