みなさん、今年も旅行や観劇をいろいろ楽しまれたようですね。
大好きなスターの感動のステージ、滅多に乗ることができない憧れのエアラインのファーストクラスでのひととき、ヨーロッパのメルヘンチックな街並み、苦労の末にたどり着いた現地人しか観ることができない景色…。
そして貴重な体験をして撮ってこられた写真を惜しげもなくアップされています。
(観劇の場合は撮影禁止ですが)
私が利用している、はてなブログの利用規約 第8条3項にはこう書いてあります。
ユーザーは、はてなダイアリー、はてなブログおよびはてなグループにおいて自己が作成した記事と、有料オプションを利用しているはてなグループのキーワードの内容、および、はてなフォトライフにおいて自己が送信した画像について、著作権を有するものとします。
まぁ、他の項で「はてなの宣伝とかには勝手に使っちゃうよ」みたいなことも書いてありますけどねw
自分で撮影し、ブログの記事として乗せた写真にもちゃんと著作権が保護されています。
みなさんは自分の記事の写真の著作権のことをどんな風に考えておられますか?
加工が面倒だったので一時期を除いて私もそのまま掲載していましたが、ちょっと考えてみたので書いてみました。
※上の記事内の写真は被写体が建物内の作品だったのでURLを入れていました。
自分が守る誰かの著作権、そして自分で守る著作権、です。
私の他者著作権への考え方
※現段階では他者の動画や音楽ファイルを貼り付けるつもりはないので、文章と画像について考えています。
プライバシーポリシー
これは著作権ではありませんが、
アドセンスを含め自分のブログに広告を載せるためには
自分の【プライバシーポリシー】はこれで、ちゃんと守っていますよ、
ということを記載しておかなければなりません。
「それらの会社はクッキーなどを利用してあなたの興味に合う広告を提供していますけど、個人情報を収集するためではありませんよ」
ということですね。
たいていの方はサイドバーやフッタに書いておられたり、私と同じように1つの記事としてブログ内に収めているのではないでしょうか。
写真やイラストなど
私の場合、かなり以前からサイドバーの一番下に、
「写真・イラストについて」という項目を設けています。
あまり書いている方を見かけませんので要らないのかもしれませんが、ポリシーに準じるものとして設けています。
掲載している写真で出所を明記していないものは自分で撮影したと自信を持って言えます。
ブレていようが下手だろうが盗用等は一切しない、していないという、ブログを書く上での自分への戒めです。
記事内でたまに使うイラストには「いらすとや」様のフリー素材を使わせていただいています。
絵が下手な私にはとてもありがたいことです。
クレジット(表記)は必要ないそうですが著作権を放棄されているわけではなく「表記不要だから出所不明にしてよい」とも思えないのです。
いらすとや様の絵は、家電量販店やガソリンスタンドなどあちこちでみることができます。
絵を描くのには、そしてあれだけの数や種類のイラストを用意するのにはとても手間がかかっていることでしょう。
本来ならお金を払って「使わせてください」というべきところでしょうけど、有り難いことに自由に使わせてもらっています。
使わせていただいた素材の一つ一つに「いらすとや様のイラストです」とは書かない代わりに、項目として「いらすとや様のフリー素材」であることを記載しています。
他の素材についても、例えばグーグルマップや企業HPであれば、googleの文字や企業名が入るようにスクショを撮ります。
企業名などが入らなかった場合はその下に「○○HPより」などの言葉を入れて、読んだ方が興味を持ったときにどこに問い合わせればよいか、どこを探せばよいか判断できるようにしています。
ブログや歌詞の引用
ブログの引用も同様です。
どなたが書いた記事であれリスペクトしないわけにはいきません。
抜粋する場合は引用元を明記しますが、はてなブログはコピペで引用できますから引用元が明確でよいですね。
歌詞は、まるごと全部引用することはありません。(というか、してはいけないw)
数行にとどめ、どの曲からなのかという引用元を必ず併記します。
以上が現在、私が利用する素材についての他者著作権への考え方であり配慮です。
浅学なものですから、「それは正しくない」というご指摘があれば適宜検討させていただきます。
自分が撮影した写真
では、逆に自分自身で撮影した写真などについてはどうでしょう?
厳密に法律的なことは判りませんがここでいうのは、
・一般人として通行や撮影できる公共の場所
・利用料金を支払って入場でき、撮影禁止の表示がない
・管理権限者に許可を得て入場・撮影が可能
・肖像権を含めた被写体の品位を貶めない
などで撮影した写真を想定しています。
※肖像権については、芸能人を劇場内や会場内で撮影することは多くの場合禁止されています。公共の場所での通行人のような無関係の第三者で顔が識別できる場合は目線などで識別を困難にしています。
そう考えた背景
みなさん あちこちに行かれています。
一般人として可能な範囲で撮影してきた写真であっても、他の人が持っていないのであればそこに稀少性があり価値が産まれます。
それらをブログや写真で紹介されたとき、私を含め多くのかたが「自分も行ってみたい!」と思うかもしれません。
それが、あまり周囲の人が行ったことが無い珍しい場所や、なかなか体験しづらいシーンならなおさらです。
旅行写真の場合の著作権保護は、ブログを見てくださった方が「いつか自分も誰かを誘って行ってみたいな」という気持ちで掲載されている写真をコピーして持つことを禁じるものではありません。
それこそ、「とても良かったですよ。こんな写真もありますよ。ぜひ行ってみてください」とエールを送りたいくらいです。
でも、その純粋な気持ちを悪用する人が出てこないとも限りません。
自分が撮影した写真を、知らない誰かに「私がここに行きました。問い合わせは私に」という記事にされていたらどう思いますか?
それらのことを改めて考えたのも、少し前から拝読しているこちらのブログに掲載されている写真を拝見したからですね。
「これは自分が撮影した写真だ」
自分では判るかもしれませんが、他人には判りません。
上のブログでは掲載されているすべての写真の右下に、URLを入れておられます。
そして、こちらのブログを読み返してみました。
(ことさらに特定の問題や対象を取り上げるつもりではありません)
日本では『性善説』で考えがちですが、自分で何かを作り、書いている以上『性悪説』(人間(の心)とは弱い存在である)を前提に考えなければいけないのではないだろうか?
自分のブログに乗せている、自分が撮影した写真が勝手に転載され、しかも全く違うものの説明に利用されることが一番怖いと思うのです。
そして何より、頭に浮かぶのはこの一言ではないでしょうか。
「くやしい!」
転載を予防するには
私自身が、そして皆さん自身が知らない間にブログの写真が勝手に利用されているかもしれない。
知らないのだから、気がつきようもないですね。
私がブログを始める前に拝読したことがあるこちらの方は、
すでに当時からすべての写真にURLを入れておられました。
写真の中央にURLを入れておられます。
これぐらいのほうが良いかもしれませんね。
端っこをカットされて転載されたら照合するまでわかりませんからね。
写真のオリジナルは自分で持っているわけですから、問い合わせがあれば答えられます。
全部の写真に加工するのは手間ですが、「記事の核心」に関わる写真は加工したほうが良いと思うのです。
「記事の核心」となる写真
①その時その場に居なければ撮影できなかった風景やシーン
②その場に居れば誰でも撮影できるけれど、その場に居られる条件がある
③写真と記事に整合性がある
①と②の写真には希少性が高いと思います。
どんなことが考えられるかというと、
①事件や事故、気象天体事象など「同じものをもう一度」が難しい場合
②行くために時間やお金や手間がかかり、すぐに同じものが入手できない場合
です。
そして③こそ、あなたが書いたブログの記事を「あなたの記事たらしめる」写真です。
私自身、希少性の高い写真を載せているとは思っていませんが、
他人が何に興味を持つかなんて理解できず、またぜんぜん違うことの説明に使われるかもしれませんし先に述べたように、転載されても気づかないわけです。
それで私は数日前から、写真にURLを入れるようにしました。
加工すると言われても
今はほぼすべての写真がデジタルデータです。
何も難しいソフトを使うこともなく、Windows標準装備の【ペイント】を使えば可能です。
ちょっと写真に文字が入って、見栄えが「うざッ!」となりますけど仕方ないですね。
このAのアイコンをクリックして、画像内に自分のURLを記入するだけです。
記事を上げるごとにやっておかないと、後になって過去記事の全部に加工するのはとても面倒だな、と思いました。
SEO対策としてalt属性をつける
これは先日の記事で使った写真ですが、
まず、転載防止のためにURLを入れています。
それに加えて、画像検索でこの写真が検索されるようにSEO対策をしてみましょう。
検索エンジンは《目》で判断しているわけではないですから、この写真が教会やお菓子の家だなんて理解できません。
検索エンジンが理解できる何かの文字情報を入れる必要があります。
検索でこの写真を探してもらう(検索された写真からこの記事に来てもらう)ためには、この写真を何で検索してもらうか決めないといけません。
それには alt属性を使います。
はてなブログの場合、
写真を投稿しただけの状態をHTML編集画面で見ると、
こうなっています。
alt=" ← このあとは所有者のIDなどが続きますが、誰もそんなもので検索してくれません。
「alt="この間に文字を入れる"」 です。
ここの部分をこう変えます。
alt=" ← その写真を説明するわかりやすい説明にします
長すぎてもわかりづらくなりますが、わかりやすく、いろいろな単語で引っかかりやすいもの、でしょうかね。
画像で検索される確率を少しでもあげましょう。
そして"お菓子でできた教会と村"で検索すると?
かすりもしねぇ……。orz
まとめ
正直なところ、著作権だなんだと難しく考えているわけではないのです。
ただ万が一、悪意で転載されたらめちゃくちゃ腹が立つだろうから予防しておこうってだけですけどね。
まぁ自分の写真に自分のURLを入れるだけですが過去分までやってると手間がかかるので、これから書く記事にはチマチマとやって行こうかなと思っています。