※2018,10,29更新
貯めたポイントからマイルへと、高効率で交換できたソラチカルート。
入口側が塞がれてしまいました。
その代替ルートとして浮かび上がったのがLINEルート。
でも私はLINEを利用しません。
単純に、「安全性」への疑問からです。
「マイルの交換ルートだから」
「みんなも使っている」
「仲間はずれにされたくない」
その程度の理由で自分の安全を脅かす気にはならないんですよ。
朝から夜中まで、誰かのコメントを見なきゃならなくて、それに返信しない(既読スルー?)と仲間はずれ?
めんどくさいこと、この上無いですね。
じゃぁ不便では?
いいえ、私はスカイプ(Skype)を利用していますから不便さを感じません。
LINEとやりとりはできませんが、気になりません。
だって友達いませんから。
「友達ならLINEするよね^^」
うん、キミとは友達じゃなくていいしLINEもしないよ?
LINEと、Skypeについてちょっと説明したいと思います。
ネットワーク方式が違う
私は専門家ではなく一介のユーザーに過ぎませんので、技術的な説明はできませんから概略だけ説明します。
Skype:
欧米で広く普及。
以下、Wikiから
・Skypeユーザー間で、無料音声通信が可能。
・複雑な設定無しに、一般的なファイアウォールやNAT内からでも通信が可能。
・アクセス毎に認証キーが変わるためEnd to Endのセキュアな暗号化通信が可能。
・高音質な通信も可能。
・APIが公開されている。
LINE:
公称アカウント 約2億(うち、日本6800万)
指摘される問題点と事件
・個人情報漏洩と対策
・韓国政府によるデータ傍受
・LINEアカウント乗っ取り事件
・台湾総統府LINE禁止
・いじめに利用
・LINE脆弱性の指摘を無視
・LINEスマホゲーム法令違反疑惑
微信(WeChat):
登録ユーザー数 11億2000万人
機能
競合するメッセンジャーアプリ「LINE」や「カカオトーク」とほぼ同じ機能が並んでおり、文字・音声・写真・動画・表情・グループチャットなどコミュニケーション機能を有する。また、バージョン5.0よりモバイル決済機能も追加されたが日本では利用できない。
Skypeはピアツーピア
略してP2Pなどと書くこともありますが、ピアツーピアといいます。
中央サーバーなどを通さずに端末間で通信を完結させる方式です。
簡単にいうと、「一番近い道筋で通信する」ことです。
ログインしましたよ、という本人確認をするためにサーバーは通しますが、メッセージなどの通信内容にサーバーは関知しません。
例えば、
「長崎から鹿児島へ小包を送る」とします。
長崎で発送した小包を、福岡で仕訳して、鹿児島へ送ります。
ここで「一度東京へ送る」というムダは発生しません。
東京への小包なら、福岡で東京に発送します。
ネットワーク上のパソコン(ノード)がそれぞれ考えて仕事を振り分けるため、どこかに作業が集中することなく負担も時間的な遅延も少ないシステムです。
どこかのパソコン(ノード)が止まったら別のルートを探して配達する柔軟性も持っています。
ちなみに最近話題の「ビットコイン」
あれもピアツーピアです。加えて、ブロックチェーンという技術を組み合わせてあります。
クライアントサーバー型のLINE
Skypeの方式に対して、LINEはクライアントサーバ方式を使っています。
これは全ての通信内容をサーバーに送って、サーバーが相手に転送する(サーバーがすべてを管理する)やり方です。
上の小包の例でいくと、
「沖縄にいる人が、隣の家に送る小包も必ず東京を経由する」
ようなものです。
東京のセンター(サーバー)も全国からの小包を全て仕訳しなければならず、とても高い処理能力が要求されますし、何段ものノード(中継点)を通過するためムダな通信が増えていきます。
通話をすれば差は歴然
LINEの電話は、一つには「一極集中」なので通信量が多すぎて、小包をバラして送るために品質が悪くなるんです。
ただそれだけにしては(微信に比べて)品質が悪すぎるみたいですので、裏で何かやってそうですが確証はありません。
その点、Skypeは高い品質で通話ができます。
通信内容の傍受(盗聴)もされにくくなっています。
Skypeはマイクロソフト傘下に
私がSkypeを知ったのは、まだeBayに買われる前だったと思います。
ICQを使い、中国人とはQQでチャットしていた頃でしたかね。
簡単にメッセージのやりとりが出来て、Skype同士なら無料通話ができる。
一般電話にも電話をかけることができましたが、当時は電話をかけることは考えていませんでしたから料金の支払い方法を調べていませんでした。
今ならコンビニでチケットを買うだけで簡単に一般電話にかけることができます。もちろんSkype同士なら無料通話です。
海外旅行中、日本に電話するためには必須のアプリです。
そのSkypeを運営するスカイプ社が、いつの間にやらeBayに約260億円で買われ、いつの間にやらマイクロソフトに約900億円で買われていたではありませんか。
マイクロソフトが事業として注目するほど、Skypeの安全性と効率は高いのです。
ではLINEは?
「日本の会社が開発しました!」
発表時には大々的にこう謳(うた)っていましたね。
Wikiによりますと、
「韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER、1999年設立、筆頭株主は韓国の公的年金を運用する国民年金公団)の100%子会社として2000年に日本で設立された株式会社」
だそうです。
事実上の、韓国政府系企業と言っても間違いではないと思います。
日本を隠れ蓑に使っているだけですよね。
安全だと言いきる根拠あるの?
私はLINEを使っていませんから"まだ"被害に遭っていませんが、ブログを読むだけでも恐ろしくなってきます。
こんなに「乗っ取り」の記事が多いなんて
よく話題に出てくるLINEの乗っ取り。要はハッキングで完全に犯罪行為です。
ブログを検索するだけで多数の被害記事が出てきます。
真偽は知りませんが、乗っ取られた手順を詳しく書いてある記事もありますので100%虚偽とは思えません。
電話番号でアカウントを調べられる
自分がラインをしていれば電話番号でアカウントを調べられて、"知人"のふりをして交友関係を作れるということでしょうか。
逆にアカウントから電話番号を割り出されたりもしそうですね。
スマホ内の電話帳をいきなりアップロード
LINEをインストールすると、スマホ内の情報にアクセスしようとします。
中でも恐ろしいのが、電話帳のアップロード。
交友関係を把握されてしまいますね。
これらのことだけでも危険性がないと言えるんでしょうか。
企業や役所、学校などが利用をやめさせないのが不思議でなりません。
特に、親が子供にやめさせるどころか、 自ら利用していますよね。
ここに興味深いアプリが
ちょっと話を別のアプリに移します。
私、LINEはしておりませんが中国の「微信(WeChat)」というアプリを1台のスマホに入れています。
使いたくはないのですが、微信を使わないと中国内にいる知人との連絡ができないので使っています。
なぜ使いたくないのか?
この微信もクライアントサーバー型なんですよ。
すべての通信が政府のサーバーを通ります。
政府が通信内容を把握(検閲)出来てしまうのです。そして、政府に不都合な通信内容があれば目を付けられます。
中国国内にいる友人や会社の先輩とチャットをするときは、できるだけ中国での禁止用語を含まないように気をつけています。
日本からみる分には「このアプリやばいんじゃないの~?」と思う微信ですが、
中国国内ではこの微信があれば便利、なければ生活が不便なんです。
チャットや電話はもちろん、マップに交通情報・店舗情報、本人認証の代わりにもなります。
あげくに、買い物や飲食代金の支払いまで微信(WeChatPay)一つでできてしまい、クレジットカードが使えない個人商店でも微信で支払いできます。むしろ、偽札かもしれない現金をつかまされるのが怖いので微信支払いしか受け付けない店もあるそうです。
便利だというのは、国民を「囲い込む」ために利用しているわけです。
中国国民は、微信を使いたくて使っているのではなく、他に選択肢が無いんですよ。
(正確には微信以外もありますが、政府に通信を管理されるのは同じ)
でも、あの便利さは捨てがたいですねw
さて、そのチャットの画面を見てみましょうか。
おや? 何かスタイルに見覚えがありませんか?
それもそのはず。
もともとは同じVIBERというサービスから派生した(模倣した)ものだからです。
ユーザーインターフェイスも同じです。
LINEも微信も「中身は同じ」ではないでしょうか。
上でも書きましたがクライアントサーバ型の微信は、中国政府のサーバーに通信内容を送っています。
通信内容だけでなく、インストール時にスマホの情報にアクセスしようとします。もちろん電話帳にも。
そのため私は、微信アプリを入れているスマホの電話帳には何も登録していません。
他に、スマホとタブレットと、ガラケーを使用していますので困ることはありません。
セキュリティ面では「ガラケー最強」と言えるかと思いますw
おやぁ? 同じクライアントサーバー型で、韓国政府系のLINEはどこに通信内容を送っているのでしたっけ?
中国で禁止のスカイプはとても安全
中国で、Skypeアプリの配布が停止されました。
中国国内で新たにSkypeアプリを手に入れることはできません。
実は、中国でのSkypeについては伏線がありました。
一時期、中国政府でインターネットを担当する部門が「Skypeをコントロールできる」技術者を探している、という情報が流れていました。
なぜならSkypeの通信内容を中国政府が検閲(盗聴)できないからです。
結果としてSkypeはアプリの配布が禁止されました。
これは結局、中国政府はSkypeの通信内容を見ることが出来なかったんだと推測できます。
中国政府が管理(盗聴や検閲)できないからSkypeは使用させない。
逆に言うと、それだけ「安全」なアプリだと言えるわけです。
今後、中国国内でSkypeを使用したり、下手すると所持するだけで犯罪になる可能性が出てきます。
特に日本人に対しては厳しく対応してくると思われますので、中国内でのSkype利用はお気をつけ下さい。
独裁的な政府が、国民を管理するために選んだのはSkypeではなかった。
ここがキモではないかと思います。
お前の情報がいくらだっていうんだ
私の兄もLINEをしていて、便利だから使えと言ってきます。
上記などの理由でLINEはしないと断ると、
「お前の個人情報にいくらの価値があるっていうんだよ!」
と言われました。
情報機関がする仕事
私自身の個人情報に、あるいは私がつぶやいた言葉には何の価値もないかもしれません。
しかし世の中には、多く集めた情報を選び、組み合わせると意味が出てくるものがあります。
「いつ どこで 誰が 何を どうやって 何のために」
のどれかを含む断片的なウワサがネット上には飛び交います。
基本は5W1Hと言われるものですが、情報って、誰かに聞けばそのまま模範解答のように得られるものでしょうか?
例えば投資情報。
「何月何日に○○株が△△円になる」
こんな情報が誰かに聞いて判るなら苦労しません。
「最近売れ筋の商品がある→客層はOL→その商品は○○社製→理由は□□→原材料を扱っている会社は...」
こうした項目の一つ一つを調べ、関連性を探り、推論して各々が結論を得るために小さい情報があるんです。小さいからと軽んじるものではありません。
情報というのは多くの意見やサンプルを取り出し、撚り合わせて得られるもので、それが分析であり、そういう手続きを国家規模で行うところを「情報機関」といいます。
あなたの個人情報や電話帳が送信されているのは、どこかの国の情報機関ではないのですか?
スマホに入っているのは他人の情報
よく、「自分のスマホには大した情報は入れてない」
という人がいます。
その人はそう思っているかもしれませんが、その人のスマホに入っている知人の個人情報はどうでしょう?
たくさんの友達の電話番号、誕生日、住所・・・
そうですね。その人にとっては大した情報ではないのでしょうね。
私は、LINEをしている会社の同僚がいれば、私の電話番号は削除してもらっています。えぇ、私の目の前で削除させます。
その結果、友人が減ったとしてもそれは仕方のないことだと思っています。
まぁ、もとから友達はいませんから、困ることはありません。
ビッグデータ
私や世間の多くの人が見聞きしたことや個人の意見を、LINEを通じてアップすることで、情報の精度は上がります。
そしてそれを利用しようとする人たちが出てきます。
そう、「ビッグデータ」と言われるものです。
日本はこの分野で大きく後れをとっています。世界から取り残されているといってもいいかもしれません。
同じ利用されるのでも、災害時の行動を分析して災害対策に活かされるというのならまだしも、
他の国に送信されて意識分析されるなんて、まっぴらですね。
最後は自己責任
いろいろ書いてきましたが、
私は被害に遭いたくないから使いませんよ、という理由を書いただけです。