セルビアに行く。
大体の場所だけは記憶にある。
でも詳しいことは知らない。
セルビアって何があるんだろう?
Wikiも見た。 成り立ち・産業・人口...。
でも見所は何?
マップを開いてみる。
お? なんか空港の近くにけっこうな数の飛行機がある?
なんじゃこりゃ?(松田優作風に)
同一スケールのプラモデルを並べたような、この感じ。
これは、行かねばなるまい....。
空港から徒歩8分
空港のすぐそばなので、ホテルに行く前にキャリーケースを引きずりながらトコトコと向かいます。
空港から遠くはないけれど、
キャリーケースをコロコロとさせるには路面状況がちょっと・・・。
オフロード用のキャリーケースとか、キャタピラ仕様のキャリーケースが必要じゃないですかね?
たびたび修理に出すのは、やっぱ無駄なコストですからねぇ。
寂寥感あふれる閑静な物件
「セルビア語」ということですが、スラブ語圏ですよね~。
基本はキリル文字。
外にはずらりと実機が!
写真を撮ろうとしたら門のところで、まず中に入れ(受付をしなさい)、と言葉とゼスチャーで促されました。
デスヨネ~。
エントランス前のプレートは好いのですが、
ボッロボロ
手入れもされず見捨てられたようなエントランス前。
入口で受付
受付には誰もおらず、奥から走ってお兄さんが出てきました。
「普段、めったにお客さん来ないんだね~」と実感。
中に入りたいと伝えると、
入場料は600ディナール、写真撮影はOK、飛行機の歴史が一目でわかる、アメリカ、イギリス、ドイツ(他にも何か国か言ってた)などの飛行機が多くある、
などのセールストークが英語でバンバン飛び出してきます。
その熱意をエントランスの手入れにも向けてほしいなぁ・・。
1Fロビーにある 飛行機の各種計器。
ロビー内から外を見たところ。
実機ばかり!w
ずらりと並ぶ名機たち
ホール内にも実機が展示されていて、
レシプロ単葉機、複葉機、ヘリコプター、ジェット機と多岐に亘ります。
床置きだけでなく、天井から吊り下げられているものもあり、ワイヤーが切れないか怖くて下に行きづらいんですよ。
そして、第二次世界大戦中の有名な機体も!
マニア垂涎です。
マニアでなくても一度は名前を聞いたことありますよね、くらいに超有名な飛行機。
メッサーシュミット!
ホーカー!
スピットファイア!
栄光の国産ジェット戦闘機(旧ユーゴスラビア時代) J-22
ホール中央に堂々と展示されています。
他にも旧ソビエト連邦のミグなど、初期や第1世代、第2世代のジェット戦闘機がありました。
いちおう、ロープを張ってあって展示物には触れないのですが、係員のような人が機体にペタペタと触りながら説明していて、それを熱心にメモしている女性がいました。
私も順番に見ていくふりをしながら説明を聞こうと近寄ったのですが、もちろんさっぱりわかりません・・・。
外に並ぶ大型機
ユンカース爆撃機!
当時としては大型航空機です。
アイルランド製の飛行艇
車輪は横から出すんですね。
やはり現物を実際に見ることができるのは好いです。
でも、これは・・・
しかし他の機体を見て回ると、ほとんどが打ち捨てられたような感じで朽ち果てています。
塗装は剥げ、外装は落ち、翼が外され...。
一面に苔が生えたような機体も。
航空写真では整然と並べられているように見えたものも、
実際には地面の上に放置してあるだけでした。
スクラップ置き場だろ!(笑)
少しでもメンテナンスして塗装を塗りなおしたりして、実際に乗り込めるようにすれば人気も出ると思うのに。
せっかくの機体がもったいない!