ベオグラード市内をぶらついてみました。
流通とか
ガソリンは為替も考えてみると日本に比べて少し割高なようです。
BMB95が安いのは、95%のガソリンに5%のアルコールか何かを混ぜてあるんでしょう。
軽油がガソリン並みなのは、税率の関係かもしれません。
市内の流通で重要な位置を占める「キヨスク」
主要道路沿いのあちこちにあります。
駅の売店と同じような品を扱っていますが、日本と違い酒類はありませんでした。
トラムやバスで使用するチケットもここで購入します。
市内で買い物できる、チェーン店を4系列ほど見かけました。
上の2つがそのうちの2系列店です。
店舗は広くなく、コンビニより少し広いかくらいですが2階も店舗になっている店もありました。
「棚に商品が無い」といった昔の共産圏のようなイメージはなく、豊富な品ぞろえがあり、物価も日本とあまり変わらないくらいだったように思います。
消費税が高いらしいですから、実質的には日本より高そうですが。
街のあちこちにカジノがある
街中を散策していて目に付くのは「カジノ」です。
大きいカジノもあるようですが、小さな賭博場があちこちにあります。
今回は手持ち資金もないので立ち寄っていません。
否定派ではありませんが、まぁ好きな方もほどほどに。
ベオグラード駅周辺
バスターミナル が併設されている、ベオグラード駅です。
西口は門構えだけ残っていましたが運行は廃止されていて、線路を残したまま公園のようになっていました。
駅の西半分の道路側はバスターミナルとして利用されていて、セルビア各地へ、そして国境を越えてのバスも出ているようでした。
バスチケット売り場
お土産屋さん
ベオグラード駅の北口。
まったく営業していないわけではなさそうですが、利用者をほとんど見ません。
突然の中国漢字!
駅前の地理案内(新品)に出てくる大陸中国漢字。
中国人が多いわけでもありません。
「一帯一路」構想のため、中国は中欧や東欧に多くの出資をしていて、中国の影響力を高めようとしている結果ですね。
世界が中国の支配下に置かれたらどうなるんでしょうね。
中世の雰囲気が残る旧市街
さて、発展の途上にあるということは、多くの歴史的な建築物が残されているということでもあります。
地震もなく、建物自体は石造りで丈夫ですから、まだ現役で利用されている建物も多くありました。
問題は、字が判らないので「建物の用途がまったくわからない」ことなんですよね・・・。
朝日を受ける聖マルコ聖堂
トラムに乗って新市街へ
市内は路面電車(トラム)・トロリー(架線)バス・バスが縦横に網羅しています。
それぞれの乗り継ぎは合計90分以内であれば「1回」としてカウントされます。
新旧の車体が入り混じって走行しています。
1つの路線で最後まで乗ってみることにしました。
路線は7番。方面は「ノヴィベオグラード」 新市街です。
サワ河を渡った西側がノヴィベオグラード。
新しく開発された街ですね。といってもこの数十年でしょうけど。
河を渡ってすぐは新しく再開発された地域のようです。
ハイアットリージェンシーやクラウンプラザのような外資系のホテル、国際展示場などが並んでいます。
また、ロシア系のガスプロム、中国系のファーウェイ(華為)など外資も進出してきていて、立派なビルを構えています。
エネルギーと通信。
国家の根幹を握られていては、逆らうことは難しいですよねぇ・・・。
新市街だけあって、新興住宅地が並んでいます。
この辺りまで来ると線路の舗装もほとんどされてなく、ただ整地されているだけです。
終点に到着
最後まで行こうと思ってずっと乗っていたら乗客は私一人になりました。
そのうち操車場のようなところに到着。
転回機のようなものはなく、広い敷地を大きく回して前向きにしているようです。
そして、運転手は降りていき・・・・。
え?
閉じ込められたよ!
「出してくれ! 俺は無実だ!」
扉を叩きますが、気づいてもらえません。
窓を開けて呼びかけて、やっと気づいてもらえました。
こちらでは車体が終点についても車内確認などはしないようです。
あくまでも「自己責任」なんでしょうね。
ちょっとした手違いはありましたが
のどかに街並みを眺めることができました。
備忘録
・市内交通
路面電車(トラム)・トロリー(架線)バス・バス
料金は共通、現金支払い不可
あちこちにあるキヨスクでICカードを購入
1回カード 89ディナール
1日カード 290ディナール
1日カードは当日だけ、ではなく購入した時刻から24時間使用可能