お一人様が巡る旅の記録

単独行動するブログ主の備忘録 - ホテル・飛行機・観劇・その他 -

【雑談】子供のころの夏休み・海での一日

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毎日毎日、暑いです・・・。

一番嫌いな季節ですよ。

休みであれば好きなんですけど、

出勤するだけで汗だくってのはなかなか厳しいです。

 

とはいえ、子供のころは一番好きな季節でした。

漁港のある小さい町で育ちましたので、近くにゲーセンなんてないわけです。

中高生くらいになればチャリンコという交通手段を手に入れますから、市街地のほうへも出られましたけれども。

 

学校以外で遊ぶところは「海」くらいでした。

夏は海水浴。

夏以外は釣り。

バリエーション少なすぎです・・・。 

 

 

 

 

学校の裏が海だったので、中学生の頃は夏休み前でも放課後はそのまま泳ぎに行ってました。

夏休みに入っても学校に行けば誰かしら居るので、海パンと水中眼鏡はバッグに入れてましたね。

 

さて、夏休みに入ると部活を除けば学校に行かなくてもいいのです。

ゲーセンもない町でどうやって一日を過ごすのか?

朝から海に行くんですよ。

お茶とおにぎりで1日過ごせます。

 

 

あ、そうそう。

小さいお子さんと海に行かれる方はご存知だと思いますが、

泳いでる間もずっとTシャツを着せてあげて下さいね。

首の後ろにタオル巻いて。

でないと、夕方には大変なことに・・・w

 

男子中学生だとそこまで考えなくていいんですよ。

泳ぐ・飛び込む・潜る・木陰で寝る。

背中だけをずっと日に当ててるわけじゃないですから。

 

 

 

朝から晩まで

朝から海へ出かけます。

ラジオ体操を終え、朝ごはんを食べて一休みしたら出発します。

持ち物

・おにぎり

・お茶

・ナイフ

これだけあれば大丈夫。

 

 

海についたら最初にすることは荷物置き場の確保。

といっても場所はだいたい決まっています。

泳いでいる場所からも見える、風にあおられず波の届かないちょっとくぼんだ場所。

 

そう、泳ぐ場所は砂浜ではありません。

磯、岩場です。

 

異論はあるでしょうけど、私は泳ぐなら砂浜よりも岩場の方が安全だと思っています。

砂浜ってつかめる場所がないですよね? 流れが速くてもわかりませんね?

岩場なら海が荒れて、自由が利かないほど身体が翻弄されれば、岩をつかんで陸に上がろうという判断と行動ができるわけです。

友人がいれば岩の上から「右の岩につかまれ」と指示もできます。

砂浜の少し沖で溺れる場合より、救助・支援の時間が大幅に短縮されます。

多少の切り傷はケガのうちには入りません。

 

  

 

 

そして泳ぐ!

人数が増えてきたら、男の子お得意の、岩場から飛び込み。

たいていは足から行きます。

が、頭から行こうとして華麗に! 腹打ち!

これが結構痛い。

 

 

特に何をするわけでもなく、ただ泳いで、潜って、だべって、疲れたら木陰に行って昼寝する。

けがをすることもありますね。

貝で手足を切る、ナイフで手を切る、岩場でこけてすりむく、あるいは溺れる。

でも友人たちが横に居るから大きなことにはならない。

そこ危ない、それ危ない、と教えあう。

大きな事故にならないうちに覚えていくからトラウマにはならず、また行くぞ、と笑っていられる。

いろんな経験をしながら、海との付き合い方を学んでいくわけです。

 

 

海との付き合い方のファーストステップは小学生・幼児で卒業します。

夏休みの初めに、

町内会で砂浜にテントを出して町内の子供を集めます。

保護者監視のもとで海に飛び込む。時間がきたら一斉に陸にあがる。

赤い旗の時は海に入らない。白い旗なら泳いでよし。

言うことを守らない子は、次の時間は海に入らせない。

お昼ご飯は町内会で用意します。

カレーライスや、貝を炊き込んだおにぎり。←メチャうまです。

 

 

当時の意図は判りませんが、いま推測すると、

幼児・小学生 海への恐怖心をなくす。楽しい記憶を植え付ける。

中学生    海での初歩的な判断や対処方法を学ぶ

ではないかと思います。

主体となるのは、責任が怖くて動かない「学校」ではなく、子供を育てる「町内会」です。

まぁ、夏休みで暇してるガキどもを集めて、目の届くとこで見張っとけ、だったかもしれませんが(笑)

 

 

 

 

ここまで書いて思ったんですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、あの頃は友達いたんだ...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼ご飯

ランチ(笑)はおにぎりです。

おにぎりだけです。

おかずは?

 

それは、あなたの心の中に・・・。

いぁ、目の前に。 

 

 

 

現地調達します。

厳密に言えば当時も「密漁」ということになるんでしょうけど、

当時、同級生の家庭の半分近くは漁師だったり漁協だったりの漁業関係者です。

通りかかる漁船も誰かの知り合いで、溺れてないか程度のことしか聞いてきません。

あまり気にせず食べてました...。

 

主なおかずは、ウニでした。

とげの長い、ムラサキウニ。

岩場の窪地に入り込んで、知らずに足をかけると刺さりますので裸足の時は気を付けてました。

水中から上がる足場にいるウニは取り除く必要がありますから、そういうやつから食ってました。

 

明日来ればまた食えるわけで、持ち帰る必要もなくその場で食べて終わり。

いま考えてみると、新鮮な天然ウニを毎日食べ放題、ってことでしたね...。 

 

 

 

 

 

 

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10年以上前の写メですが、甥っ子姪っ子の子守を頼まれて海へ連れて行ったときのです。

割って、ワタを取って、海水で洗って、おにぎりに好きなだけ乗せて。

海水の塩気とウニの甘さが、遊びつかれた身体に染みわたります。

美味しかったらしく、小さい体でけっこうな量のおにぎりを平らげていました。

私の手は紫色になりましたけどね。

 

子供のころ、同じことを都会から遊びに来た従姉妹にやってあげたら、殻が割れた後もトゲが動き続けるのを見たトラウマで、ウニ嫌いになったそうです・・・。

 

 

 

最近はやはり密漁の取り締まりが厳しいらしいです。

即、警察きますよ。

 

 

夕方6時くらいになって、日が傾いてくると帰り支度です。

焚火に海水をかけて消したり、一斉に海に飛び込んで身体についた砂を落としたり。

学校の自転車置き場まで一緒に行って、解散。

徒歩や自転車で家路につきます。

 

 

何も生産性のない、夏の一日がこうやって終わっていくわけです。

そういう日が永遠に続くと思っていたころですね。

何か忘れているような気もしますが、遊び疲れて爆睡です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休みの宿題?

ナニソレ?美味しいの?