冬の味覚の代表 ズワイガニ
漁期が決まっていて、開始は毎年11月6日です。
それに合わせて北陸から山陰まで各地の港でイベントがあります。
兵庫県・香住漁港でも毎年恒例の「カニまつり」が開催されました。
紅葉に色づく季節
稲の刈り取りも終わり、
山々が紅く彩られる頃に、そのシーズンは始まります。
朝も早いというのに、車が続々と到着します。
こちらは屋台コーナー
まだ準備中。
屋台コーナーでは焼きガニも販売予定。
というかですね、まだ朝の7時過ぎなんですよ。
天気が好い=冷える、のにこの行列。
皆さん、どんだけカニ好きなんですかね。
私は、今日は並ばない予定で来てるんですけどね。
イベントではなく購入
今日は「松葉ガニまつり」に来たわけではなく、こちらで購入するためにきました。
漁産物センター「遊魚館」
個人商店ではないので交渉には向きませんが、そこそこ安く購入できます。
生け簀の中では松葉ガニや紅ズワイガニがワサワサと動いております。
カニに目が行きがちですが、ここらへんも安いのですよ。
タラ鍋もいいし、スズキの刺身も美味しいですよね。
でもやっぱりカニです
ボイルされたカニが山積み
オスはそれなりのお値段します。
タグ付きは身入りにもハズレが少ないと思います。
が、今日買うのはセコガニ(親ガニ)です。
実は私、子供の頃にセコガニを食べたことがありません。
父親が船に乗っていた頃に毎期、松葉ガニを持ち帰っていました。
家族で一人2~3枚とか食べていましたが、今では信じられない贅沢ですね。
季節によって、フグだったりクジラだったりイカやノドグロだったりと変わりましたが、
一晩に、10万円以上の食材が頻繁に食卓に上がっていたことになります。
そのありがたみが全くわかっていませんでした。
私はバカでしたね。
年内しか食べられない
ズワイガニは資源保護のために厳しく漁期が決められていて、国内の漁師もそれを守っています。
ルールを守らずにカニカゴを突っ込んで、根こそぎ奪っていく国は非常に迷惑です。
将来のために今は我慢する、これが出来ない国があるんですよ。
そしてメスのズワイガニ(セコガニ)の漁期は年間2ヶ月間もありません。
年内しか食べられないのです。
外子のプチプチ感、内子のモチモチ感。
オスに比べれば身の太さは無いに等しいですが、出汁はしっかり取れますし、
最初から雑炊狙いなら身が偏ることもなく行き渡ります。
時間をかけず、足はハサミでチョキチョキとバラして身を取り出します。ハサミだと腱が混じりますが小さいから問題なし!
雑炊なら1~2杯で大丈夫ですが、内子を味わいたいので5~6杯でしょうか。
腹いっぱい食べますよ。
年内はセコガニ狙いなんです。
余談ですが、ここの地元の小中学校の給食では毎年、一人セコガニ丸ごと一杯のカニ汁がメニューに出ます。
お昼の時間内に食べきれない子もいそうですね(笑)
というわけで、まず6杯。
この後、さらに6杯購入で計12杯!
かに三昧! (笑)