通常、ホテルは広く集客するために旅行サイト(ホテル検索サイトを含む)に委託しています。
が、ホテルとしては自社サイトからも直接予約を受け付けていますので、ややもすると同じ条件での予約で旅行サイトのほうが安いこともありえます。
宿泊実績がつくとはいえ、同じ部屋を高い料金で予約させられては利用客としてちょっと面白くない。
ホテル側としても対策が必要です。そこで「価格保証」という話が出てきます。
マリオットホテルグループ(リッツ・カールトン、旧SPGを含む)でも、公式HPもしくはスマートフォンアプリで予約するのがホテル検索サイトよりも一番安い!と謳っています。
そして、
「万一、直接(アプリ含む)予約した金額より、24時間以内に安い価格を発見された場合は対応しますよ」
と明言しています。
では、公式HPからの予約より安い価格を見つけたらどうればいいのか?の手順を解説します。
まず予約
とりあえず、まず予約しましょう。
飛行機もそうですが、ある程度早期であれば安価に予約することができます。
これで当日、路頭に迷うことはなくなりました。
「あぁ、夜はちゃんとベッドで寝られる...」
雨露しのげる屋根があり、風を防げる壁がある。
プラチナエリート以上であれば、ラウンジも使えるし、食事もつく。
こんなに有難い事はありません。
直後に安価を発見!
ところが!
予約した直後に余裕ができたので他のホテル検索サイトを見て回っている最中に、
同じホテルの同じプランが、同日なのに安い価格で出ているのを発見してしまったのですよ!
部屋の条件を比べてみよう!
¥18628JPY vs ¥14000JPY
「く、悔しい!」
こんなに差があるなら、こっちで予約すればよかったじゃまいか!
悔しさはステップアップの原動力ですよ。
そこでベストレートギャランティを思い浮かべます。
でもその前に、いくつか確認しておきましょう。
「予約した部屋よりあっちのほうが安いじゃないか!」だけでは申し出ても意味がありません。
価格が安いことに理由(正当性)があれば、「安くても仕方がないね」で終わってしまうからです。
予約した部屋と見つけた安い部屋を見比べて、
・24時間以内に見つけたものか
・部屋のタイプ
・同室に宿泊する人数
・食事の有無
・その他オプション
・宿泊する日付
・通貨の単位
・税金込みか別か
など、価格に影響する条件があるかどうかを考えます。
特に、マリオット公式(アプリ含む)の料金は税金など加算済みの価格になっています。
旅行サイトなどで表示されている価格は課税前の価格が多く、多少の差異では審査に通りません。
私が申請するときは概算ですが、おおよその目安として
マリオット価格÷1.19
を判断基準にしています。
公式やアプリで表示される価格を1.19で割ってみて、それでも旅行サイトのほうが安い場合は審査通過する可能性が上がります。
ただ、この微妙な数字の差がクセ者なんですけどね。
※税金やサービス料金等、国によって状況が違いますので申請はあくまでも自己責任でお願いします。
さぁ、申請だ!
「粗く計算してみたけど、やっぱり旅行サイトのほうが安くて納得いかない!」
となれば、もう申請するしかありません。
↓これをクリック↓してもらってもいいですし、
https://www.marriott.co.jp/online-hotel-booking.mi#bestrate
公式HPから入ってもできます。
トップ画面から下へスクロールしていくと、
「お客様へ ベストレート保証>」
という場所があります。
遷移したページの下のほうに
「リクエストフォームを送信」
というのがあります。
英語では「クレームの送信」なので、クレーマーってことになるんでしょうかね?w
まぁそこら辺りは気にせずに(笑)
フォームの記載内容
実際に記入してみます。
あまり考える必要はないですね。
マスの中を埋めていくだけです。
うっかりさんは、通貨単位の入力忘れに気をつけましょう。
注意するべきは2つです。
・マリオット会員であること
・どこで見つけたかの根拠を表示できること
おそらく、この記事をご覧になっている方の多くはすでにマリオット会員であるか、マリオットに興味があってこれから会員になるかのどちらかではないでしょうか。
根拠についてはスクリーンショットを貼ることができませんので私はコメント欄に部屋タイプと人数を記入して、検索してでてきたページのアドレスバーのコピーを貼っています。
審査通過した場合の補償内容ですが、
・1滞在に対して5000リワードPを受け取る
・旅行サイトで表示された価格より25%割引
のどちらかが選べます。
覚悟を決めたら、送信ボタンをポチッとな。
受け付けられたら、申請内容が表示されます。
また、登録しているメールアドレスにも同じ内容を送ってきます。
「24時間以内に回答しますよ」
ということですが、多少の誤差はあるようです。
まぁ、世界中から来るんでしょうから処理に時間がかかるんでしょう。
いまのところ48時間待たされたことはありません。
結果発表!
こういう内容のメールが届きます。
HPには特に表示されません。
I Win!
無事に審査通過しました。
今回の補償は、25%割引を選択しました。
今年は、1勝1敗です。
狙い目としては、旅行サイトが確保している分を「見切り売り」するときが審査通過しやすいと判ってはいるのですが、その日に宿泊できないと意味がない(取り消される)のでなかなか難しいんですよね。
興味がある方の参考にでもなれば。