お一人様が巡る旅の記録

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【美肌県-島根・有福温泉】日本書紀より古い、かけ流し天然温泉

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美肌!

に興味がありますか?

化粧品会社が行っていた美肌ランキングで、常に上位にいるのが島根県。

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理由には生活習慣に加え、水蒸気量なども関係しているらしいですけれども。

それならば、緑が多い、温泉が多いというのも決して無関係ではなさそうです。

 

 

 

そう、島根県にも温泉は多い!

宍道湖北東の松江温泉

出雲の国風土記にも載っている(らしい)、玉造温泉

三大美人の湯の一つ、(出雲)湯の川温泉

石見銀山近く、その名も「温泉が湧く港」温泉津(ゆのつ)温泉

その他、県の東から西まで多くの温泉が点在しています。

 

 

そして今回、私とっておきの温泉を紹介してしまいましょう。

日本国の国史(歴史書)である日本書紀が完成されたのは西暦720年とされていますが、この温泉はそれよりさらに70年も古い、西暦651年(飛鳥時代・第37代孝徳天皇の頃)に一人の修行僧によって発見されたと言われています。

 

島根県・江津市にある、有福温泉 御前湯!

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gotsu-kanko.jp



 

 

交通の利便はあまり良くなく、バスが1時間に1本程度。

道も細く、車がすれ違うのも大変な地域です。 

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昔は賑やかだったけれど今は鄙びた温泉街、をそのまま地でいくような地区ですね。

しかし! 現在でも熱~いお湯がこんこんと湧く、近隣の地元民から愛される温泉です。

遠くから知人宅を訪れれば、「風呂どうしんさる?有福もあるけぇ」が当然のように会話に入ってくるといってもいいでしょう。

 

 

JR江津駅、JR浜田駅からそれぞれ車で15分程度。

狭い地区のため各旅館の駐車場も多くはないのですが、御前湯・さつき湯・やよい湯の入湯者に限り無料駐車場が利用できる、観光客に優しいおもてなし。

ちがう駐車場に停めちゃダメですよ? 旅館やお店に迷惑ですからね。

 

駐車場に車を停め、狭い石段を登っていくと、あふれるお湯が水路に滔滔と流れているのを見ることができます。

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石段を上がると小さい広場になっていて、さらに上がった建物が御前湯です。

 

写真の左側の階段から上がってきて、右上の白いタイル張りの建物が御前湯

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広場には小さな瓦でできた絵馬?が吊られています。

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御前湯に上がる手前には、手水岩に流れ込む足湯ならぬ、手湯。

以前は無かったような気がします。

手を入れてみると、ぬるかったですね。

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入った正面にはレトロな感じの番台。

番台の女性に「番台の写真撮っていいですか」と訊くと「どうぞ」と言って、台の後ろに隠れてしまわれました(笑)

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浴室内部は、しゃれた銭湯などではなく、飾り気のない武骨なタイル貼りです。

内部の写真は撮れませんので、観光サイトからお借りします。

https://www.all-iwami.com/spot/detail_1067.html

最近はシャワーもつきましたね。

浴槽の真ん中から絶えず湧き出すかけ流し。

47度の、沸かしてない、水も加えてない透明なお湯が流れ続けます。

 

 

 

お風呂から上がると、2階で涼むこともできます。

階段が少し急な感じですね。エレベータはありません。

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壁には、昔のにぎやかだったころの写真が飾ってあります。

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ベンチに座ってもよし、クッションを取って板間に寝転んでもよし。

壁に飾られている写真を眺めていてもよし、です。

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昭和30~40年代くらいでしょうか?

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こちらはさらに古い、大正か昭和初期か?

写真が残っていることがすごいと思うんですよ。

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この自販機だけがちょっと不満です(笑)

ペットボトルではなく、瓶のコカ・コーラが雰囲気に合うと思うんですよ。

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2年ほど前の新聞記事になります。

歴史ある温泉街ですので、頑張っていただきたいです。

私も帰省することがあればまた浸かりに行きます。

www.sankei.com