少し、周辺を歩いてみました。
イスラム教の国ですから有名なモスクもありますが、そちらの観光はしておりません。
周辺を散策してみる
宿泊しているマリオットホテルの外観です。
ツインビルになっていて、南側にマリオットホテルが、北側に別のホテルがテナントとして入っています。
ビルをつなぐ中央部の1階にはコンビニが複数入っていて、買い物には不自由しませんでした。
ついでに泳げそうなポイントがあれば泳ごうと、バックパックに水中メガネと足ヒレも突っ込んで街へ出かけます。
まず向かったのは、両替所です。
手持ちのリンギットを使い果たしてしまったので補充。
銀行では交換してくれず、ショッピングモール内やその周辺に構えている「両替所」に向かいます。
空港の両替よりもレートが好いのです。
※ATMでも出せますが、融資設定したカードを持っていませんでした。
怪しげ(?)に見えますが、利用客は多かったです。
マーケット
市場のような、小売店の集合体のような店舗でした。
港町だけあって、魚介類の乾物が豊富です。
常温で吊して販売されている肉。たぶん牛?
背骨など"ガラ"の部位も置いてありました。
おもちゃや日用雑貨なども。
炎天下に日除けやテントだけのマーケットもありました。
右下の男性に注目!
この男性に限らず、通りでは何人もの男性が「足踏み式ミシン」で裁縫をしていました。
「裁縫男子」ですよ。
漁港~魚市場
漁港側にやってきました。
年季の入った船が並んでいます。
年季が入っている、と思ったら木造船だった!
今時、このサイズの木造船なんて、外板材の木材の調達やら防水や修理で、
建造するにしろ維持するにしろ余計にコストが高そうな気がしますけど。
魚市場
卸しではなく、小売り市場でした。
カニです。
ガザミですね。
これが、あの美味しいシンガポール・チリクラブに調理されてしまうわけですよ。
色が濃いほど、加熱したら鮮やかな紅になりますからね。
ちゃんと、撮影の許可を得てから撮しているのですが、
「オレも撮ってくれ」アピールされたので1枚パシャリと。
こちらのお兄さんも。
アピールしてきた割にはおとなしくて。お見合い写真じゃないんだから...。
それより左側に置いてある、マグロ!
温度管理も何もあったもんじゃない!ある意味贅沢?
ロータリー交差点の中央に鎮座まします、カジキ像
日本で言う"赤道付近での遠洋漁業"がここでは身近にありますねぇ。
漁港の先に、水上タクシー(?)乗り場がありました。
向こうの島に暮らす人たちにとって、このボートが生活の足なんですね。
いゃ、私も来てから知りましたけどね。
ガヤ島 水上集落
気になっていた場所があるのです。
ホテルから、対面の島に見えるこの構造物
集落ですよね。
それも、あまり所得が高い層とは考えられません。
ヤバそうですよね。
見てみたくなりませんか? なりました!
知らない人に声をかけられ
水上タクシー乗り場から向こうの島をチラチラと気にしていると、
うしろから声をかけられました。
最初の一言が、「ジャパニーズ?」
なんでピンポイントでバレてるんだ...。
「中国人か?→韓国人か?→じゃ日本人だな!」の順番で聞くのが世界共通の常識だろうに!
ゼスチャーも交えての売り込みでした。
集落への往復で60リンギット。(2千円弱)
高いような気がします。おそらく、3~4倍?
でも私一人ためにボートを出すのか・・・。
心配なのは、
知らない人についていって、襲われて海に落とされたりしたら・・・
泳げばいいんじゃね?
水中メガネも足ヒレもいま持っています。
問題ありませんでしたので乗っけてもらうことにしました。
この方が声をかけてきた人です。
船主&船長のイブラヒムさんです。
なかなかの男前でございますよ。
固定していたボートをわざわざ出してきてくれました。
そしてもの凄い勢いでカッ飛ばしてくれます。
島に行く途中の海は透明度が高いんですよ。
水上集落に近づいていきます。
はぁ~、水中に何本も柱を立てて家を乗っけてるんですねぇ。
これ、満潮や高潮になったら床上浸水とかなりそう?
今が満潮?
台風に耐えられるの?
水上にモスクまでありますよ。
生活感があふれまくってますね。
住人の人たち、皆さん愛想よくて、手を振ったりしてくれるんですが、なにぶんこちらはよそ者です。
すぐに問題が起きるわけではないでしょうけど、あまり深入りしない方がいいですね。
案内してくれたイブラヒムさんも住民と愛想よく話してましたが、私を上陸させませんでした。
ちょっと彼のことを警戒していたのですが、ひどいことにはならないようです。
小学生くらいの子供たち。
こんな頃から船板渡り!
この子たち、マレーシアの国籍や戸籍はあるんでしょうか?
学校にいっているかどうかも怪しいですね。
家を新築してますよ!すげー。
違法建築は間違いなさそうです。
下水道とか無さそうですね。やはりボットンでしょうね。
大きな船!
このサイズの船が他にも何隻かあって、皆で乗り込んでマグロを穫りにいくということでした。
さきほどの漁港でみた種類よりも、マグロのほうが利益が大きいからだそうです。
でもね、船の形状を見ると速度が出せるタイプなんですよ。
確かにマグロやカジキは泳ぐのが速いですけれど、それ以外に高速を出さなければならない理由を考えてしまいますね。
おぉぉぉ!?
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え? 何、このお兄さん?
顔見知りなのでしょう。こちらのイブラヒムさんが私を指して「ジャパニーズ!」と言ったら、この笑顔ですよ。
健康的に焼けて、けっこうイケメンじゃね?
胸板も厚いし、ヘアスタイルもワイルドですよ。
ここで日本をリスペクトしてくれますか。
こういう方も居るんだと思えば、一見の価値はありましたね。
コタキナバルに来てみて良かったと思います。
まっとうに、水上タクシーと漁業で生計を立てていていただきたいものです。
聞くと、フィリピンからの人が多いそうで、
「帰れない」のか「帰らない」のかわかりませんでした。
帰ろうにも今更帰れないから帰らないんでしょうかね?
こういう水上集落って、スラムとまではいいませんが闇の部分ですよね。
行政や警察の力の及ばないところが多いですから、犯罪の温床になってしまったり。
かといって、どこに追い出すか、となれば人道的に難題です。
尖閣諸島がこうならないようにしないといけないわけですね。
「せっかく外国にきたんだし、その地域を見てみよう!」と考えると地元を歩いてみればいいのですが、
一つの街が1日や2日で全部見れるわけじゃなく。
定番の観光地にも行かず、今日も日が暮れていきましたとさ...。