「ポーの一族」貸切公演 落選した
「ポーの一族」貸切公演 落選した
「ポーの一族」貸切公演 落選した
「ポーの一族」貸切公演 落選した
くやしい!
貸切公演いきたかったなぁ・・・。
当日券狙うしかない。人気公演だしS席あるかなぁ。
貸切公演はお得とはいえ、実施回数が少ないのも事実。
通常公演でSS席を取れる確率が高いのはダイヤモンド会員。
すぐには間に合わないとしても、正攻法でSS席を取りたくてダイヤモンド会員を目指すとすればどれだけ注ぎ込めば可能性が上がるのかを考えてみました。
ステイタス制度は理解できる
※図や説明は、宝塚友の会HPのものです。
宝塚友の会にはステイタス制度があります。
一番下の「レギュラー」から、最上位の「ダイヤモンド」までです。
顧客を囲い込めるステイタス制度自体は他の業界でもありますから珍しくはありません。
そして、チケットの当選確率を最大に引き上げる(最高の待遇を受ける)ためには最上位の「ダイヤモンド会員」になるほかありません。
例えば、飛行機
ANAであれば、マイレージ会員・ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドと上がって行きます。
※ANA HPより
プラチナ会員以上になれば、空港で優先的な扱いを受けられたり、航空会社の豪華なラウンジを利用できたりします。
そして一度プラチナ会員以上になれば、特定のクレジットカードを作成することで半永久的に良い待遇を受けられます。
そのプラチナ会員以上になるために、毎年意味もなく何度も沖縄やシンガポール、マレーシアなどへ行く人を「修行僧」と呼び、飛行機に乗ることを「修行」と言います。
ホテルも同じ
年間である程度の利用があればステイタスが上がり、予約した部屋よりも良い部屋へ通してもらえたり、チェックアウトの時間を無料で延長してもらえたりします。
タイミングが好ければ、クラブルームやエグゼクティブフロアへUP!してもらえることもあります。プラチナ会員ならスイートも射程内!
国際的に展開しているホテルチェーンであれば、どの国でも良い扱いをしてもらえます。
※SPG HPより
ホテルによって基準や呼び方は変わりますが、
年間で10泊25泊50泊75泊利用あたりがステイタスが変わる節目ですね。
ウエスティンやシェラトン、ラグジュアリーコレクション、セントレジスなどを展開するスターウッドプリファードゲスト(SPG)グループなら、このクレジットカードを持つだけで、通常であれば10滞在が必要なゴールド会員になれます。
今なら、マリオットホテルやリッツ・カールトンでもゴールド会員として良い待遇を受けられます。
会員としてのスティタスが上がれば、ものすごく良い待遇を受けられます。
基準がわからない宝塚友の会
上に書いたように、飛行機もホテルも、ステイタスを上げれば待遇がとても良くなります。そしてステイタスを上げるための明確な基準があります。
ですから、目標が立てやすいですし、必要な金額も大まかに計算できるんです。
しかし、宝塚友の会ではその基準を見つけることができませんでした。
いくら注ぎ込めばダイヤモンド会員になれるのか?
全くわかりません。
最低限必要な金額
なので、最低費用と貢献度から考えてみます。
まず、入会金 ¥1000
そして貢献度を考えます。※宝塚友の会HPより
年会費。Web会員¥1500で、一般会員¥2500
一般会員のほうが高いんですが、
面白いことに一般会員よりもWeb会員のほうが有利!なんです。
貸切公演応募に必須のクレジットカード。年会費¥1350
貢献度には記載ありませんが、チケット決済のためにも絶対必要ですね。
そうそう、貢献度に記載のある「Print@Home」 は、今回の制度改正で意味がなくなると思いますので無視します。
FaceBook これは基本は無料ですね。
そして印刷物の定期購読。
地味に大事です。なんといっても購読年数は”永久ポイント”として累積される一方の貢献度です。
「歌劇」年間¥8640
「GRAPH」年間¥8640
貢献度には記載されていませんが、公演プログラム購入。
販売履歴として残るので、可能性は高いですね。
宝塚大劇場と東京宝塚でそれぞれ年間¥10000
以上が固定費用で、
年間¥40130 + 入会金¥1000
ここまでは金額が明確です。
恐ろしいのはここからですよ。
公演チケットの購入が貢献度に影響するのは誰でもわかりますが、
貢献度に記載してあるのは、
「先行発売申し込み回数」
「先行発売申し込み連続回数」
「チケット購入金額」
SS席は当たりませんから、S席で計算します。
年間10公演。大劇場と東京宝塚で加算されますから20公演です。
全公演にコツコツと申し込みます。
でも先行販売連続回数は、貢献度としてははるか下のほうですね。
実際に東西のメイン劇場を全公演、1度ずつ購入します。
¥8300で、年間¥16万6千あればいい…と思いますか?
ここに「チケット購入金額」という恐るべき条件が入るんですよ。
あなたは自分で年間¥166000を注ぎ込みました。
お向かいのAさんは、仲の良い2人と一緒に行く毎公演分を代表して購入。
年間¥498000を支払っています。
どうです?
一人で”参戦”して勝ち目があると思いますか?
さらに、この「購入金額」は大劇場・東京宝塚の分だけとは書いてないですね?
これが職場の同僚などで毎公演を申し込み、皆をとりまとめる代表者になったら?
動員できる人数が多いほど、上位会員になれる可能性が広がります。
大集団のリーダーになり、動員数とその資金力で集団を代表してSS席の確率を上げるか、
大集団の一員になり労力と資金を提供して集団のSS席獲得に貢献し、その配分を心待ちにするか。
それが大劇場や東京宝塚のロビーで目の当たりにする組織力だったんですね。
なるほど。理解できましたよ。
ダイヤモンドからの転落があり得る?
『〇〇さまを間近で拝みたい!』
あなたはこの一念だけを心の支えに、町内会の幹事となって慰安旅行に東京宝塚歌劇場を組み込むことに成功!
先行予約で30人規模の動員を図ることができました。
毎週木曜日のステイタス更新が待ち遠しい!
ステイタスが上がったら自分の分を購入だ!
しかし宝塚友の会はステイタスの基準を公表していません。
それでダイヤモンド会員になれるという保証がないのです。
そしてもう一つ懸念があります。
毎週、スティタスが更新されるということは「順位が入れ替わる」ということではないでしょうか。
ということは、宝塚友の会はレギュラー会員以外の各ステイタス会員数を固定していると推測できませんか?
航空業界やホテル業界ではそんなことはありません。
各スティタスに上限人数はなく、基準に達すれば何人でもステイタスを獲得できます。
スティタス期間が終わればリセット。
次の年初から平等にスタートです。
他者の動向を気にする必要がありません。まぁ飛行機を早い者勝ちの空席争いくらいは発生するでしょうけど。
反面、宝塚友の会では各ステイタスから落ちないためには、そのスティタスになったときと同等以上の資金を投入し続けなければならないのではないでしょうか。
そうじゃないと、そうじゃないと、転落してしまう!
「もっと、もっと課金しないと会員ランクが落ちちゃう」
「他の人はどれだけ課金しているのかしら」
金額上限なし、脅迫観念と疑心暗鬼に囚われながら青空天井のチキンレース!
ソシャゲの「ガチャ」に近いってどうなんでしょうね?
恐ろしすぎます。
まとめ
私自身、友の会には入会していませんので、HPから読み取れる情報で推測したものです。事実かどうかも不明ですのでご承知願います。
結局、どれだけつぎ込めばダイヤモンド会員になれるのかわかりませんでした。
ご存知の方がいらっしゃれば是非、教えていただきたいです。
1人で参戦し東京宝塚と大劇場の20公演を1回ずつ購入して毎年¥21万。
東京から宝塚へ、1公演にかける交通費¥3万として¥30万。
20年続けても、ダイヤモンド会員にはなれそうにありませんね。