せっかく函館に来たんだし、観光をします。
函館市内でまだ行ってないところがいくつかありまして、そのうちの一つ「トラピスチヌ修道院」へ行ってみました。
思い立ったが行き当たりばったり
修道院へ行こうと思いついたので、外へ出て調べながら進みます。
「出発する」 基本インドア派というか引きこもりで、動かないと一日が終わってしまうので出発することが大事です。
駅前のバス停で時刻表を見ましたが、ちょうどよいのが見つからなかったので乗り継ぎ+徒歩で行くことにしました。
まず市電で「湯の川温泉」まで行きます
トラピスチヌ修道院へ行かないのであれば、ぶらぶらと湯の川温泉のほうへ歩いて行ってみるのもありかもしれません。
湯の川温泉の近くには、温泉に入る猿を見ることができる「函館市熱帯植物園」もあります。
そこから100mほど歩いて、バス停「湯倉神社前」でバスを待ちます
来たバスが「函館空港」行きだったために「湯川団地北口」で降り、
道道83号線へ戻ります。
なんか、空き室が多そうな団地でした。北海道第3の都市函館にも過疎化の波が来ているのかもしれません。
道道83号線の表示にトラピスチヌとあり、1.4km歩けばいいのかと奮起しました。
しかし直後、足元に近道の埋め込みがありましたのでそちらへ浮気します。
えぇ、長いものには巻かれるし、ショートカットがあるのなら使います。
埋め込みの表示通りに住宅地の中の道路を進みます。
この、あまり整備されていない感じの道を歩いていると自分が修道士になったような気分にもなります。
あの隧道を潜れば修道院があるんだ!もうここまで歩いてきたぞ!という感動を、たった160m歩いただけで得ることができる安いメンタルの私です。
逆に言うと、160m歩いただけで帰りたくなってきましたがね。
小高い丘の上に建てられている修道院を見つけることができました。
大きい尖塔があるのかと思っていましたが、遠目に見ると大きいけど意外と素朴な洋館という感じです。
到着しました!
どうもお疲れさまでした~。
無事にホテルに帰るまでが観光です。
気を付けて帰りましょう。
「目的地に到着したんだからもう帰ろう」とも思ったのですが、一応近くまで行ってみます。
正門は開放されていました。
脇には入場制限時用のゲートもありましたので、正門が開いているなら入場可なんでしょう。
入ってみます。
入場した正面には天使「ミカエル」像
悪いドラゴンを足蹴にして剣を構えています。
この修道院の守護天使ということになるんでしょうか。
ちなみに像をよく見みてみると、像はブロンズ製でしたが、剣の刃の部分は鈍い銀色に赤錆が付着していましたので鉄かステンレス鋼ではないかと思います。
ミカエル像の後方に配置されている「慈しみの聖母マリア」像
後ろからは、マリア様がみてる、わけですね。
両手を広げて迎え入れる姿勢が慈しみを表しているそうな。
衣服の表現力が石とは思えませんね。
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敷地内には何名かの聖人を模した像とエピソードなどが設置されていました。
基本は女性の聖人ばかりです。
「私は神のはしためなれば」という考え方は日本の尼僧にも通じるのかもしれませんが、男の私からするとそこまで思いつめなくても、とは思いますね。
まぁ宗教なので深入りは禁物。
今はコロナで関係者以外はお断りでしょうし、予約も入れていませんからここから先は立ち入り禁止。
多分、内部にはさらに素晴らしい絵画や像があるんでしょう。
残念に思いながら全体を撮影。
手前の円筒形の建物の壁にある像をスマホのアップで見るのが精一杯でした。
像が設置されているなら「聖人」でしょう
この修道院に像があるなら女性です。旗を掲げています。手には剣を持っています。スカートやローブではなくズボンを穿いています。
ということは、あぁ、ジャンヌ・ダルクですね。
院内最上段から海側を見る
正面右側には立待岬を含む函館山の半島、正面やや左には直接見えませんが函館空港。
コロナが無ければひっきりなしに飛行機の離発着があるのでしょう。
図らずも非常に静かな環境で訪問することができました。
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時には街の喧騒を離れ、静かに自分の中と向き合ってみることも必要かもしれません。
向き合ってみた結果、お腹空いたな、と思いました。