蕎麦屋巡りでも書いている通り、美味しい(湧き)水に興味があるんですよ。
味の違いがわかるほど舌は肥えていませんけれども。
積極的に調べているわけではなく、ドライブしていて目に留まったら立ち寄ったり、ちょっと小耳に挟んだら行ってみる感じです。
たじま高原植物園
場所は鉢伏山の北にある『ハチ北スキー場』の少し北です。
大阪、兵庫、岡山あたりの方にはお馴染みのスキー場ではないでしょうか。
『高原』といいますが標高は700mもありませんでした。車ならすぐに行けると思います。
正面入り口を入ってすぐ左の受付で入場券を買います。
大人1名500円ですね。
入園口・・・。
建物に入るというか、建物の外へ出るためのチケットを買いました!的な。
建物と園内の出入りは自由なようで、途中何度でも上がってきて休憩することができるらしいです。
植物園の区画は17ヘクタールあるらしいですから、わざわざ休憩のために戻って来ないとは思いますね。
『植物園』といいますか山林を区切って、切り拓いて樹木は極力自然そのまま、広場や道を造るために草花など一部の植物を移植展示してあります。
この事務所とレストランが入っている主棟以外は、メンテナンス用の作業棟と所々にベンチなどが据え付けてあって、植物に興味のある方なら時間を忘れるくらい楽しめるんじゃないでしょうか。
こんな感じの道ですね。
ところどころに設置してある草花の説明文がなければ、普通にハイキングではないかと思ってしまいます。
正午付近に行きましたが、木陰は涼しくて気持ちがいいです。
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園内を徘徊(散策?)しておりますと、
焼肉パーティをしたくなりそうなロッジ風の休憩所が設置してあったり、
ウサギがお茶会でも開きそうなテーブルと椅子も"ポツン"と置いてあります。
実際にお茶会を開くことを考えると、メイドさんがティーセットを載せたワゴンは押して通れそうにありませんから、メイドさんが岡持ちで運んでくるか、メイドさんが天秤棒を担いでくるのが実用的でしょう。
やわらが池
”やわらが池”というそうです。
水は澄んでいましたが、大きな魚などは見当たりませんでした。
「水清ければ、魚棲まず」とはよくいったもので、心の汚れた私には近寄りにくい場所ですね。
樹木のほうを見てみますと、
柏の葉っぱ。
めちゃでかいですね。
大きい柏餅が作れそうな・・・。
朴(ほお)の葉っぱ。
やはり大きめの葉っぱです。
おにぎりを朴葉に包むのは昔からの知恵でしたね。
さて、目的は湧き水です。
説明文によると、日量5000トンの豊富な水が湧いているそうな。
この水源へ行きたいのです。
この、透明感。そして、せせらぐ音。
落ち着きますが、水源を目指して心は逸ります。
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和池の大カツラ
遠くもなく、水源にたどり着きました。
『和池の大カツラ』の根元にあります。
カツラ。
ヅラ(ウィッグ)、ではありません。桂(かつら)です。
正面の樹の、真下から流れ出ています。
実際に湧き出ているところはもう少し上で、この桂の樹が湧き水の流れをまたいで成長したらしいです。
近くにいるだけでマイナスイオンに癒されまくりです。
こちら、桂の葉っぱ。
で、樹の横に
源水がホースの先から流れ出ています。
両手を柄杓にして、ゴクゴクと飲みました。
冷たくて、とても美味しいです。
水を汲んで持ち帰ってもよいそうです。受付でも持ち帰り用のペットボトルを販売していました。
安心の、『水質検査報告書』も掲示されていました。
一応、植物園という管理地内にありますので、ハイキングなどで立ち寄って飲む、というわけにはいきませんが、美味しい水が管理されているという面ではよいかもしれません。