お一人様が巡る旅の記録

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【宿泊記】ザ・プリンスさくらタワー東京 オートグラフコレクション

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 東京・品川にある『ザ・プリンス さくらタワー東京』に宿泊してきました。

時期としては緊急事態宣言が解除された後です。

 

 

 

 

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 JR品川駅の西側『高輪口』からすぐですね。

高輪口北側の交差点を渡ると、もうそこがホテルの敷地になります。
 

 

贅沢さの質が違う

 関西の都市部を見慣れていると、東京に来て驚くのは駅前一等地を含め広大な面積の緑があちこちに残っていることです。

大阪駅・三宮駅・京都駅。駅前にこれほどの敷地や緑地はありません。大阪市内近辺だと大阪城公園か天王寺公園、鶴見緑地くらいでしょうか。

 

高輪地区内の旧皇族や旧華族が所有していた不動産を譲り受け、緑や庭園を残した中にホテルを建てているので、贅沢感が違います。

お金のかかった建物を建てて「すごいでしょ。お金使ったでしょ」という贅沢さではなく、

超一等地に庭園を残すという贅沢さですね。

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以前に宿泊した、白金台のシェラトン都ホテル東京もそうですが、力のある企業が大きな土地を保有して維持するのはとても大切なことではないかと思います。

 

www.solo-wanderlust.com

 

 

 質といえば、同じ敷地内にあるグランドプリンスホテル新高輪。

竣工した際、堤義明オーナーがその品質に激怒して、施工した竹中工務店の当時会長(竹中家当主)を現場に呼びつけて全面やり直しをさせたのがこのホテルだったような気がします。(記憶違いだったらすみません)

なので私の中では、「新高輪のプリンスホテル=ものすごく高級なホテル」であり、手の届かないものだと思っていました。

 

プリンスホテルはどこもそうなのですが、こだわりが強い印象があります。

 

 

 

アップグレードはなかった

 その高輪地区に3つあるプリンスホテル(すぐ隣には品川プリンスホテル)のうち、さくらタワー東京に宿泊してきました。

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 以前は、「高輪のプリンスなんて手が届かないよ」と思っていたのですが、

マリオットホテルグループに参加したさくらタワー東京にはSPGアメックスの継続特典で無料宿泊できました。

いやもうマジで手放す気にならないですよ、このクレジットカード。

 

新高輪なら?

今でも自分には高嶺の花だと思っていますよ?

 

 

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ほんの短い距離ですが、小径(こみち)を造って、そこを抜けるとホテルの入り口があるイメージですね。

 

チェックインした際、淡々と「本日は満室のためアップグレードはございません」(ほんとにこのセリフそのまま)と言われ、

 

そうかぁ、アップグレードないのかぁ。仕方ないなぁ。と思っていました。

ご存知の方も多いとは思いますが、SPGアメックスカードでの宿泊特典の条件は「スタンダードルーム/2名/素泊まり」です。

それがそのまま実行されたというだけですね。特に不満はありませんでした。

 

スタンダードルームなのでビジネスホテルのツインルーム程度の広さを予想していたんですが

アサインされたお部屋は

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素泊まりには十分すぎるほどの広さでしたw

アップグレードされなくてコレだそうです。

すごいね! プリンスホテル!

 

 

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ところで、泡の出るバスタブだったのですがバブルジェットでもなく、マイクロバブルでもなく。

ボコボコと大きな気泡が5分間、出続けます。

なんというか、『ぐつぐつと鍋で煮られている感じ』がします。楽しかったです。

 

 

 

 

客室からは南方向が見えます。

正面に品川プリンスホテル

左手が閉館した品川グース。←トヨタと京急が提携して再開発するらしいので楽しみですね。

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西に目を向けると鬱蒼と茂った森の先にグランドプリンス新高輪

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太っ腹のラウンジ巡り

 マリオットホテルプログラム上級会員としての楽しみの一つは「クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)入室権」だと思うのですが、

この高輪のプリンスホテルは大変太っ腹でした。

 

なんと、さくらタワー/高輪/新高輪のいずれかのクラブフロア宿泊客/プログラム上級会員は3ホテルのどのクラブラウンジにも入室できるのです。

チェックイン時にルームカードとは別に、対象者にはラウンジアクセスカードを渡されるのですが、そのアクセスカードが3ホテル共通になっているんですね。

ラウンジ古事記しまくりです。

私以外にもラウンジ巡りをされているお客さんが複数おられましたので、やはりラウンジは大きな楽しみのようです。 

 

新高輪 クラブラウンジ

まずは新高輪のクラブラウンジです。

ホテル正面から見ると1階左手奥になりますが、さくらタワーからは庭園を抜けていけます。

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客室2部屋分ほどのスペースが4つ。それぞれに6~7セットのテーブルが設えてありました。

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このご時世のためか、緊急事態宣言が解除されたとはいえどのラウンジもアルコール系は種類を絞っておいてありました。

おそらく緊急事態宣言中のアルコール提供はなかったと思いますので、あるだけでもありがたいかもしれません。

 

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ホットミール系はほとんどなかったのですが、時間が早かったためかもしれません。

 

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小鉢を少々と、スパークリングワインをいただきました。

 

翌日、ティータイムに立ち寄った際は、

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お茶請けは、チョコとゼリーなどがおいてありました。
 

 

 

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高輪 クラブラウンジ花雅

次に、高輪のラウンジ花雅に行きました。

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こちらはアルコール類はさらに少なかったのですが、日本酒・梅酒・焼酎が用意してありました。

 

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ミール類はこちらに並びますが、少しずつ追加される感じでした。

 

 

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通路に沿っても席は用意されていましたが、まだこちらに座る方はおられず、

 

 

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やはり人気はウインドウを大きくとって庭園が見える席でした。



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今日はこの壺煮が目玉かもしれません。

小さめですが、尻尾を切ってないサザエが丸ごと入っています。

梅酒ロックと一緒にいただきました。



 

さくらタワー クラブラウンジ

最後にさくらタワーのラウンジを訪問。

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この、ラウンジの外壁に沿って陶器や漆器などが飾ってあります。

こういうところの展示品はけっこう薄く埃をかぶっていることも多いのですが、掃除が行き届いていました。さすがです。

 

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室内は、回った3ホテルの中では一番狭いと思われます。

席数も多くはありません。

 

 

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木々に囲まれて光が入りすぎないようになっています。

目で涼しさを感じられると思います。

 

 

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ここでは赤ワインのおともに主にデザートと、チーズで締めました。

 

 

翌日の朝食もここで、アメリカンブレックファストをいただきました。

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メインディッシュが出てくる前段階です。

 

量的には少し足りないかな、というくらいでしたね。

 

さくらタワーと新高輪のラウンジ朝食はアメリカンブレックファスト、

高輪のラウンジ朝食が和定食らしいので、次に泊まる機会があれば高輪に行ってみたいですね。

 

 

 

サウナ(フィットネス内)

 さくらタワー内では、宿泊客は会員レベル関係なく無料でフィットネスが利用できました。

朝7時から夜20時まで利用できます。(最終受付19:30)

 

 

 

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地下1階にあります。
フィットネスで受付をして、カードキーを預かります。

 

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バスルームの中にミストサウナとドライサウナがありました。

サウナ室自体が広くなかったので、現在両方とも『同時入室人数は3名まで』の注意書きがありました。

温度は90℃ちょい、でしたが空間が狭い分熱気は強く感じました。

一つだけ残念だったのは、水風呂がないんですよね。シャワーを水にしてかけないといけないので、あの『キュッ』という急速冷却感はありません。

 

 

 

リストランテカフェ チリエージョ

 プラチナ会員以上の特典で16時までのレイトチェックアウトを希望しましたので、お昼はさくらタワー1階のチリエージョでいただきました。

 

 

(この写真はホテルのHPから)

 

やはり庭園を見ながら食事できる窓際は人気です。

座れませんでしたし、景色の写真も撮れませんでしたのでHPからお借りしました。

 

平日昼間はランチメニューが3種類ありましたのでその中から1つをチョイスしたのと、充分な量があるかわからなかったためアラカルトの中からリゾットも注文しておきました。

個別の皿の名前は憶えておりません。

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ランチメニューと一緒に頼んだ『小エビのリゾット』です。

正式名称はもっと長い名前でしたけどね・・・。

 

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デザートです。

 

料理は大変美味しゅうございました。

量的には、リゾットも一緒に頼んでおいて正解だった、くらいでしょうか。

 

 

 

 

最後に

 ここに泊まることはない(手が届かない)だろうなぁと思っていたプリンスホテルですが、国内いくつかのホテルがマリオットプログラムに参加したおかげで宿泊する機会ができました。しかも、今回は無料で。

 

世界最大のホテルグループであるマリオットホテルと、日本最大のホテルグループであるプリンスホテルの組み合わせは良いですね。