日ごろから水の美味しい場所に興味があるのですが、水が美味しい場所はお酒とお蕎麦も美味しいのです。
山あいの鄙びた地域はは密にもならず、一人で行くので会食でもなく、大手チェーン店でもないので地元の経済に(たぶん)役立ちます。
運転するのでお酒は飲めませんが、美味しいお蕎麦を食べてきました。
HPやスマホアプリですぐに探せるでしょうから、場所の細かい説明は致しません。
環境
舞鶴若狭自動車道の春日ICを降りて、西へ約5分。
前回も書きましたが丹波市、けっこう広いです。ただ交通量は少ないので時間は読みやすいですね。
盆地の中に小さな山が点在する地域の、斜面中腹に住宅が連なる中で営業されています。
店舗内外
普通に住宅の玄関に暖簾(のれん)が掛かっているだけで至ってシンプル。
左の(顔は笑っている)タヌキの焼き物がとてもキュートです。
縁側から見る内部の様子
今回は一番乗りで行けましたからね!
他のお客さんが来られる前に写真撮りました。
玄関を入っても個人住宅の装い。看板がなければ、店ではない側に入ったかな?と思います。
十二畳ほどの和室と縁側。
華美な装飾はなく、お店というより個人宅でもてなされているようなアットホーム感があります。
正月などに集まった親戚の家や本家ような、あの懐かしい感じですね。
浅学なもので理由を知りませんが、お蕎麦屋さんって湯呑みを陳列してあるところが多いですね。
それよりもいくつかの湯呑みに名札が掛けてあることが気になります。
メニュー
※訪問した時点でのメニュー、金額です。
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いただいたのは
三色蕎麦をいただきました。
左から、十割蕎麦、変わり蕎麦、二八蕎麦だそうです。
今回の変わり蕎麦は『ゆず』でした。
蕎麦をすすり、数回噛んで飲み込んだ後をスッと鼻に抜けるゆずの香り。
これ、とても美味しい!
二八、十割と食べる合間に嗅覚をリセットする感じですかね。
メニューに日替わりと書いてはありますが、代表例には無いのでレアな日に当たったのかもしれません。
二八蕎麦は、確かにほんのちょっとだけ十割蕎麦よりもツルッとした食感で、十割のほうはモチッとした感じでした。
何でも美味しくいただける安価な舌の私が評価するなんておこがましいですね、はい。
お蕎麦をいただきながら広い縁側から向こうの山を見ていますと、
対面の山頂部が平らなのが気になります。
「また山を削って自然破壊の太陽光発電かぁ」と考えていましたら、
「城跡ですよ。黒井城跡。登れますよ」と店主さんが教えてくれました。
そういえばここは春日町。
春日の局(徳川第三代将軍家光の乳母で有名な人)の生地だったなぁ(諸説あり)。
明智光秀が大河ドラマに取り上げられたのにコロナですっかり忘れられてましたね。
まぁ、大河ドラマにはまったく興味ないんで見たことないですが。
飲めるのは
運転するので飲んでいませんが、こちらでは『鳳鳴』を提供しておられるようです。
隣接する丹波篠山市の地酒ですね。
もっとも、同じ山(山地)の北と南に位置する関係ですから、同じ水を使っていると言ってよいと思います。
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蕎麦湯
お蕎麦屋さんの楽しみの一つが蕎麦湯です。
たかはしさんでも、お蕎麦を食べ終わった頃に蕎麦湯を持ってきてくれました。
もうね、ここの蕎麦湯がとても濃いんですよ。
徳利に残った蕎麦つゆをお椀に移して、蕎麦湯を注ぎます。
見てくださいこの、まだら模様のネットリ感。
蕎麦湯の濃さが想像してもらえるかと思います。
一気に飲み干して、ご馳走さまでした!